【逓減分析シリーズ】VIXショックで【SPXL】は 4.2% 逓減した

レバレッジETFは「逓減」との戦いである

エディ
こんにちは。薔薇の艦隊のエディです。

レバレッジETFの運用は、
「逓減」との戦いと言っても過言ではありません。

過去にさかのぼり、逓減の実態を調べています。

VIXショックで【SPXL】は 4.2% 逓減した

エディ
今回は、2018年2月に起きた、VIXショックを取り上げたいと思います。

VIX、すなわち恐怖指数が、
2018年2月6日に50%を超えたことを受け、
株価が暴落しました。

①S&P500指数【SPX】大底直前の最高値更新日:2018年1月26日
②S&P500指数【SPX】大底記録日:2018年2月8日(終値ベース)
③S&P500指数【SPX】再度の最高値更新日:2018年8月24日

では、レバレッジETF【SPXL】のほうはどうだったか?
比較のためにグラフに示してみました。

エディ
このように、
VIXショックにおける【SPXL】の逓減率は、4.2%と判明しました。

では、あらためてコロナショックと比較してみたいと思います。


2022年12月15日投稿記事【逓減分析シリーズ】コロナショックで【SPXL】は 27.9% 逓減した

エディ
コロナショックの逓減率「27.9%」と比べると、
VIXショックの逓減率「4.4%」は、とても軽微です。

クリスマスショックの逓減率「6.6%」よりもさらに軽微なものとなっています。


2022年12月18日投稿記事【逓減分析シリーズ】クリスマスショックで【SPXL】は 6.6% 逓減した

推測できること

エディ
ここまで見てきたなかで推測できるのは、
レバレッジETFの逓減率というのは、
ドローダウン(下落率)と「強く相関」しているように見えます。

一方、
逓減率とリカバリータイム(最高値再更新までの期間)との相関については、
ドローダウンのときよりも「弱く相関」しているように見えます。

さらに調査を進め、サンプル数を増やし、
相関を明らかにしていきたいと考えています。

こうすることにより、
今年、目下進行中のパウエルショックの逓減率を予測できるものと考えています。

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