天の至宝展 2021
今年最初に発見された彗星で、
発見者の天文学者レナードさんにちなみ、レナード彗星と命名されました。
双曲線軌道のため、
2022年1月3日に近日点を通過した後は、二度と再帰しません。
その意味で、希少価値のある彗星です。
レナード彗星(C/2021 A1)
和歌山県みなべ町へ遠征し、レナード彗星を撮影してまいりました。
肉眼では見えませんが、撮影すると彗星の尾が確認できました。
備忘録として、撮影データを掲載します。
【撮影対象】レナード彗星(C/2021 A1)
【撮影日】2021年12月9日(木)
【撮影地】和歌山県みなべ町
【撮影機材】
①カメラ Canon EOS 6D(冷却改造)
②レンズ Mamiya A 300mm F2.8 APO
③赤道儀 Vixen GPD
【気温】6℃
【レナード彗星の位置 星空ソフト「SUPER STAR Ⅳ」より】
京都下鴨 糺の森
併せて境内参道の「糺の森」(ただすのもり)を散策しました。
12月上旬にも関わらず、まだ紅葉見頃。
多くの観光客で賑わっていました。
◆下鴨神社と糺の森の詳細は、下記リンクをご参照ください。
京都出町 茶房いせはん
そこで、糺の森から足を延ばして、
京都出町の甘味処「茶房いせはん」を訪れました。
豆大福で行列のできる「出町ふたば」さんのお餅を使用したぜんざいです。
季節限定の丹波栗が絶品でした。
◆茶房いせはんの詳細は、下記リンクをご参照ください。
今回のレナード彗星は、
久しぶりに彗星らしい尾を見せてくれました。
何が起こるかわからないのが彗星の世界。
肉眼で見られる明るい彗星が急に発見されることもままある話です。
そこに彗星撮影の醍醐味があります。
急変に備えるという意味では、
投資の世界と通じるものがあります。
ただひとつ違うのは、
計算で予測ができるかどうかです。
彗星は軌道計算ができるので、
一度発見されてしまえば、彗星の位置が正確に予測できます。
いつどこに見られるか正確にわかる。
一方で投資は、
市場予測に投資家の心理が常時織り込まれるため、
相場が一方向の安定軌道ではなく、上下に細かく変動します。
相場の動向が読みづらいのは、
そういった投資家心理の介在があるためです。
コロナショックと以降のコロナバブルは、
予測の難しさを示した好例でした。
そんななかで、投資家は利益を上げられるよう、
テクニカル指標を駆使したり、著名投資家の言動を参考にしたりと、
ある意味、涙ぐましい努力が求められているわけです。
それを思えば、彗星の撮影は、まだ人にやさしいと言えるかもしれません。
とはいえ、最大の敵は天気の急変。
くもってきたら、もうお手上げです(笑)
ここに「天の至宝展 2021」を開催します。
天の至宝展、第三回目の開催です。