【王立美術館】天の至宝展 2024【ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)】

天の至宝展 2024

エディ
薔薇の艦隊のエディです。
いつも御愛読ありがとうございます。

読者の皆様のおかげさまをもちまして、
今年もまた、わが王立美術館の展覧会、
「天の至宝展」を開催させていただく運びとなりました。

ローズ
今年の「天の至宝展」は、
ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)を展示いたします。

ポンス・ブルックス彗星は、公転周期70年の彗星です。
1812年にポンス(ポン)が発見、1883年にブルックスが再発見したことから、
ポンス・ブルックス彗星と呼ばれています。

●発音の関係で、ポン・ブルックス彗星と呼ばれることもあります。

ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)


【太平洋に沈む夕日】


【薄明のなか撮影機材をセッティング】


【ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)】


【撮影時の星空 星空ソフト「SUPER STAR Ⅳ」より】

ドルチェ
執事ドルチェです。

ポンス・ブルックス彗星を撮影するため、有給休暇を取得し、
和歌山県印南町(いなみちょう)へ遠征してまいりました。

今回の彗星撮影は、三つの困難な条件がありました。

①彗星自体が小さい
(光度約5.5等級で見かけの尾の長さが短いため、
彗星を特定し構図の確定に時間がかかる)

②月明かり
(月齢5.1の月が同じ西天にあり、月明かりで背景の夜空が明るく写ってしまう)

③低空
(日没後の薄明終了時、彗星の高度は15度以下の低空にあり、
沈まぬうちに早く撮影しないと、
大気のゆらぎと地上の街明かりの影響を受けやすくなる)

それでもなんとか無事に、
短い尾を引いた彗星を撮影することができました。

難関突破の備忘録として、撮影データを掲載します。

【撮影対象】ポンス・ブルックス彗星(12P/Pons-Brooks)
【撮影日】2024年3月15日(金)
【撮影地】和歌山県印南町
【撮影機材】
①カメラ Canon EOS 6D(冷却改造)
②レンズ Mamiya A 300mm F2.8 APO
③赤道儀 Vixen GPD
【気温】10℃

京都出町の甘味処 茶房いせはん

ドルチェ
無事撮影を終え帰途に就き、
翌日京都出町のいせはんで甘味を味わいました。

●茶房いせはんの詳細は、下記リンクをご参照ください。

茶房いせはん 公式サイト


【茶房いせはん 春季限定「あまおう苺あんみつ」抹茶セット】

京都 下鴨神社参拝

ドルチェ
旅の無事に感謝する目的で、
例年同様、下鴨神社を参拝しました。

●下鴨神社の詳細は、下記リンクをご参照ください。

下鴨神社 公式サイト


【下鴨神社境内 輪橋(そりはし)と光琳(こうりん)の梅】


【尾形光琳の紅白梅図屏風はこの梅をモチーフにしたと伝わる】


【下鴨神社(賀茂御祖神社)の御朱印】

エディ
執事ドルチェが有給休暇を取得して撮影した彗星、
いかがだったでしょうか。

今回の記事はここまでとなります。

ご覧いただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

2 件のコメント

  • ドルチェさん、
    今年も寒い中の遠出と撮影お疲れ様でした。
    尾を引いた彗星がしっかり認識できましたよ。
    光琳の梅と茅葺き屋根・橋の写真が丸で絵葉書のよう。
    このような便りを旅先から貰うと嬉しいですね😉

    • ウォッカさん、こんにちは。
      執事ドルチェです。
      ありがとうございます。彗星の尾を認識いただけて良かったです。
      冬から春への季節の移り変わりは、寒暖の差が激しいので、
      体調管理には気をつけてくださいね。
      今年は2月のほうが暖かく、3月のほうが寒い印象。
      実は、昨日は朝方雪が降りました。
      寒さの残る今朝、この冬初めて、貼るカイロを貼って出社します。(お~、寒い)
      尾形光琳の紅梅は、他の梅林で見てきた紅梅とは色合いが異なり、神秘的に感じます。
      下鴨神社で挙式した新婚夫婦も、この光琳の梅を背景に記念撮影していました。
      邪魔にならないように時間を見計らって撮影した梅の写真です。
      記事を挙げた当初の紅梅(縦構図)は、背景に参拝客が映り込んでいたことに後から気づき、
      写真を差し替えました。絵葉書のようだと褒めていただき、光栄です。

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