【往路】名神高速道路 黒丸パーキングエリア(上り線)
以前ご紹介したことがありますが、
アドベリーは滋賀県高島市安曇川(あどがわ)特産の果実です。
収穫後の日持ちがしないため、
ほとんど市場に出回らないところから、幻の果実と言われています。
神照寺(じんしょうじ)の萩
今年は彼岸が過ぎても暑い日が続きました。
神照寺の公式サイトによると、
「近年の気象条件は萩の生育には非常に厳しい状況です」とのことです。
暑さに負けずひたむきに咲く萩の花。
足利尊氏が植えたと伝わる萩ですが、当時の日本は南北朝時代。
将軍である尊氏と弟の直義との間で権力争いが起こっていました。
観応の擾乱(かんのうのじょうらん)と呼ばれる争いです。
観応二年(1352年)、
和睦を図るため直義と対談し、この寺で尊氏は萩を植えたとされています。
しかし和睦は長く続かず、
後に直義は尊氏によって毒殺され、観応の擾乱は終焉を迎えました。
萩を植えたときの心情と、毒殺を決行したときの心情、
比較してみると、尊氏がどれだけ葛藤に苦しんでいたか、
最高権力者の苦渋の決断が偲ばれます。
宇多源氏の中でも佐々木氏は特に近江源氏と呼ばれて繁栄しました。
足利尊氏を支え、
室町幕府成立に貢献した佐々木道誉(どうよ)も近江源氏の一門です。
黒壁スクエア
長浜の観光名所「黒壁スクエア」を散策しました。
叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん) 長浜黒壁店
最終日に合わせ、駆け込みで梅のかき氷を堪能しました。
萩の撮影で直射日光の暑さにやられていましたので、
かき氷の冷たさに癒やされました。
のっぺいうどん 茂美志や(もみじや)
生前安倍総理も訪れた茂美志や(もみじや)です。
炙っていると炎の向こうに、これまでの人生の出来事が浮かんできます・・
そんな感傷的な思いにさせる珍味。
思いに耽っていると、しばらくして名物料理が満を持して登場。
①びっくりするほど大きな椎茸
②出汁の効いたあんかけ
③シルクパウダー入り自家製うどん
これに日本三大和牛のひとつ、近江牛がどどんと乗って、
近江牛のっぺいうどん、なんと1,300円という良心的な価格!
茂美志やさん、ありがとうございます!
郷土料理のおいしさに加えて、メデイアとのコミュ力が高い女将さんの存在。
これが集客力の秘密だと感じます。
夏の暑さで、かき氷を楽しめる今年最後のチャンスとなりました。
萩の花を鑑賞し、歴史に思いを馳せる時間を持つことができました。
また四季折々に長浜・湖北地域を散策したいと思っています。
以上、美食探訪の報告でした。
ありがとうございました。
美食探訪の報告です。
2023年9月24日(日)、
滋賀県長浜市の名刹、神照寺(じんしょうじ)を訪れました。
神照寺は、平安時代の宇多天皇の勅命により建立された真言宗の寺院です。
室町幕府初代将軍足利尊氏が植えたと伝わる萩の花を鑑賞しました。