【銘柄格付】 ハンティントン・インガルス・インダストリーズ【HII】Huntington Ingalls Industries, Inc. 2019年10月9日終値

エディ
常にあるべき姿を追求し、変えるべきは変えていく。

そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。

銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!

ドルチェ
今回は、米国海軍空母「エンタープライズ」で知られる米国最大の軍用船建造会社、
ハンティントン・インガルス・インダストリーズ【HII】を
独自基準で銘柄格付します。

【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。

Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】

Ⅱ)財務推移 直近五年

Ⅲ)審査

①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース

→該当: 加点あり(1点)

②【売上高】
直近五年で一貫して増加

→該当: 加点あり(1点)

③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加

→非該当: 加点なし(0点)

④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース

→該当: 加点あり(1点)

⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持

→非該当: 加点なし(0点)

エディ
ハンティントン・インガルス・インダストリーズ【HII】は、
2011年にノースロップ・グラマン【NOC】から分離独立して誕生した造船会社だ。

米国海軍の原子力空母の建造は、同社の一社独占。

原子力空母は軍事機密の塊であることから、
絶対不可侵のスーパーワイドモート企業といえる。

直近五年で、順調に売上高を伸ばしている。
ただし、造船事業を維持するに必要な「設備投資」が重荷となっている。

営業キャッシュフローから設備投資を差し引くと、
フリーキャッシュフローが算出される。

財務推移グラフの示す通り、
フリーキャッシュフローは若干減少傾向にある。

配当総額の増加は、現状水準から判断すると、当面維持可能とみる。

しかし、フリーキャッシュフローの今後の推移次第では、
やがて、増配の勢いに陰りが生じてくる危険性がある。

これを市場は懸念しているのであろう。
株価推移のグラフを見ると、株価上昇の勢いが失われつつあるのが確認できる。

軍事機密を扱う企業だけに、つぶれる心配は無用。

ただし、同社の場合は、現状のまま推移すると、
キャピタルゲイン、インカムゲイン、
ともに大きな果実を得られない可能性が高い。

だが仮に、軍事的緊張が高まれば、
造船需要が高まり、状況は一変するだろう。

Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。

ローズ
厳正なる審査の結果、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ【HII】の格付は【三つ星】となりました。
ドルチェ
個人の感想です。運用成果を保証するものではありません。

投資決定は自己責任でお願いいたします。

2 件のコメント

  • エディ王子様、ご機嫌いかがでございましょうか?
    ねずみ男でございます。
    私は東京在住でございますので、台風真っ只中ですが
    エディ王子様の方はどうでしょうか?
    この度の銘柄格付け、【HII】を取り上げて頂き感激しております。
    それにしましても第三者の視点で自分自身のポートフォリオを振り返るのも、
    楽しいものでございますな。
    以前、知人に「死の商人みたいですね。」や「TVで海外のニュースを見てますか? お金のためとは言え、さすがにまずくないですか?」
    等々言われてきましたが、確かに暴力的なポートフォリオかもしれません。
    エディ王子様、これからも様々な銘柄の格付けを独自の視点でお願い致します。
    私自身は、これからも日々投資の学習を続けて、【VTI】抜きで
    (要するに個別株で)まずは【ACWI】に勝利するのを目標にしてみようかと考えている次第でございます。
    この度は拝謁を賜り、誠にありがとうございました。

    • ねずみ男さん、こんにちは。

      薔薇の艦隊のエディです。

      ねずみ男さんは、東京在住の方なのですね。

      今回の台風19号、今日は東海・関東を中心に、記録的大雨が続いており、
      河川の氾濫等、甚大な被害が懸念されます。安全第一で行動してください。

      15:32、大雨特別警報が発表されました。(静岡、神奈川、東京、埼玉、群馬、山梨、長野)

      命を守る行動をお願いします。

      「台風真っ只中ですがエディ王子様の方はどうでしょうか?」

      私は(厳密には執事ドルチェのことですが)、関西在住です。

      安全確保のため、今日は家のなかで過ごしていますが、
      台風最接近の時間帯で、風雨の音が外から聞こえてきます。
      今回の台風の勢力の強さを実感しているところです。

      大阪に大きな被害をもたらした、去年の台風21号は強烈でした。
      それに匹敵する今回の台風ですので、東海・関東の皆様の御無事をお祈り申し上げます。

      「この度の銘柄格付け、【HII】を取り上げて頂き感激しております。」

      こちらこそ、【HII】をご紹介いただき、感謝しております。

      【HII】は、これまで、格付したことのなかった銘柄でしたので、
      新たな気付きを得ることができました。

      それは、一社独占の強みです。
      価格競争がない世界。
      米国政府からの国防予算の枠内で対応することになるのでしょうが、

      コスト削減のモチベーションは、競争原理の働く世界に比較すれば、それほど高くないでしょうね。

      そういう意味で、「言い値」がある程度、許容されているのではないか、と感じました。

      米国は、世界最強の超大国、
      「言い値」を補って余りある税収に恵まれているわけで、そこに超大国の余裕を感じますね。

      「確かに暴力的なポートフォリオかもしれません。」

      ゼネラル・ダイナミクス【GD】の「劣化ウラン弾」の例もあるように、
      実際、配当を受け取ることにためらいを感じる国防銘柄もありますから、
      「暴力的」というのは、確かにおっしゃる通りかもしれませんね。

      一方で、軍事力が、国家間のパワーバランスを保っている側面もあります。

      米国株に安心して長期保有を期待できるのも、
      元をただせば、米国が世界最強の軍事大国であることにも関係しています。

      だからといって、国防銘柄が、S&P500指数ETFを上回るパフォーマンスを期待できるか、というと、
      それはまた、別の次元の話でしょう。

      「エディ王子様、これからも様々な銘柄の格付けを独自の視点でお願い致します。」

      承知いたしました。今後も、独自の視点で格付してまいります。
      もし、興味を持たれている銘柄がありましたら、いつでもご連絡ください。

      「【VTI】抜きで(要するに個別株で)まずは【ACWI】に勝利するのを目標にしてみようかと
      考えている次第でございます。」

      【ACWI】は、ブラックロック【BLK】が提供するETFですね。
      iシェアーズ MSCI ACWI ETFのティッカーが【ACWI】ですね。

      ブラックロックのウェブサイトによると、
      【ACWI】は、先進国および新興国の大型および中型株式で構成される指数と
      同等の投資成果を目指しています、とのこと。

      保有銘柄数は、1,426銘柄。

      組み入れ上位三銘柄は、アップル【AAPL】、マイクロソフト【MSFT】、アマゾン【AMZN】となっています。

      上位第十位に、欧州株のネスレ【NESN】がありますね。

      地域別にみると、米国が、56.51%を占めています。
      続いて、日本(7.34%)、英国(4.66%)、中国(3.71%)、フランス(3.32%)となっています。

      気になる経費率は、0.31%と、比較的良心的な設定ですね。

      過去12ヶ月分配金利回りは、2.10%ですから、高過ぎず、低過ぎず、程良い印象ですね。

      BLOOMBERGで、パフォーマンスを比較してみました。

      2019年10月11日(金)終値現在、直近五年のパフォーマンスです。

      iシェアーズ S&P500指数連動ETF【IVV】は、56.97%の上昇。(直近五年で1.57倍)

      iシェアーズ MSCI ACWI ETF【ACWI】は、31.36%の上昇。(直近五年で1.31倍)

      米国以外の主要国にリスク分散していますので、差分は保険料(安心料)と考えましょう。

      私の個人的な所見ですが、もし米国株以外の主要国から精鋭銘柄を選ぶとすれば、

      もちろん、ネスレ【NESN】も良いと思いますが、
      先日銘柄格付した、モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン【LVMH】も、なかなか良いと感じます。

      ネット証券で取り扱っていなければ、大和証券あたりになりますかね。
      口座管理料がネックなのですが。

      口座管理料を考慮すると、一定規模以上の資金投入をしないと割に合いませんね。

      現在は、NISA等の制度もありますから、
      賢い運用について、ご自身のライフスタイルに応じて、よく検討されることをお勧めします。

      ちなみに、制約を嫌う天邪鬼な私は、あえてNISA等の制度を利用しておりません。

      そういう意味では、制度的なアドバンテージについて説明する知見を持ち合わせていませんが、
      運用条件次第では、とても有利な制度であると感じております。

      以上、長文となりました。

      今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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