IBM【IBM】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
コンピューターの世界王者の地位を奪われたIBM【IBM】は、
長引く経営不振に苦しんでいる。
ビジネス向けAI「Watson」に活路を見い出そうとしているが、
成長軌道は未だ見えない。
株価低迷から脱却するには、しばらく時間がかかりそうだ。
一方、財務推移から見えることは、一貫した株主還元重視の姿勢である。
それ自体は高く評価するものの、その持続可能性には疑問がある。
配当原資のフリーキャッシュフローについて、
FY2018決算で前年比で約13%減少した。
(FY2017 $12,951M → FY2018 $11,283M)
一過性のものであればよいが、
フリーキャッシュフローの減少が続くようであれば、
中長期的に増配打ち止め、悪くすれば減配となる可能性も否定できない。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!