三菱重工業株式会社【JPX: 7011】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Morningstarに準拠し、フリーキャッシュフローを下記の通り定義しております。
【フリーキャッシュフロー】=【営業キャッシュフロー】-【設備投資】
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
●IVVは、2019年10月25日終値(日本時間2019年10月26日 5:00)
●7011(三菱重工業)は、2019年10月25日終値(日本時間2019年10月25日 15:00)
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→非該当: 加点なし(0点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
明治時代の実業家、岩崎弥太郎が創始した三菱財閥。
三菱重工業【JPX: 7011】は、その系譜を継ぐ、
日本を代表する名門企業のひとつである。
重厚長大産業のリーディングカンパニーとして、
1884年の創立当初から、日本政府と密接な関係を維持し、
政府の近代化政策をサポートしてきた。
2013年公開のアニメ映画、宮崎駿監督の「風立ちぬ」は、
三菱重工業の技師、堀越 二郎の物語である。
堀越 二郎は、第二次世界大戦の零式艦上戦闘機、
いわゆる「零戦」を設計したことで有名だ。
(※映画「風立ちぬ」の公式ウェブサイトは下記リンクをご参照ください。)
戦後74年、令和の現在はどうか。
2019年10月1日現在、同社の機構図によると、
三つのドメインを編成している。
①パワードメイン
(原子力事業等)
②インダストリー&社会基盤ドメイン
(造船・交通システム・物流・エンジン・工作機械等)
③航空・防衛・宇宙ドメイン
(民間機「MRJ」・戦車・潜水艦・戦闘機・宇宙ロケット「H-IIB」等)
財務推移をみると、重厚長大産業にふさわしい動きをしている。
成長の足取りは重い。
政府とともに日本を支え続ける企業として、
これまでも、これからも、なくてはならない存在であることは確実だ。
しかし、投資妙味があるかどうかは、正直微妙である。
株価の長期低迷が、市場の回答だ。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!
※今回は、米国株ではなく、日本株を取り上げます。