クラフト・ハインツ【KHC】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→非該当: 加点なし(0点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
2019年5月、決算修正を余儀なくされる不名誉な状況に陥った。
決算修正後の財務内容を見てみよう。
①FY2017におけるフリーキャッシュフローの下落が著しい。
②直近五年の決算のうち、FY2015、FY2017、FY2018において、
配当支払がフリーキャッシュフローを上回っている。
③FY2017まで増資を継続的に実施した副作用として、
株価の大幅下落を招いた。
どう見ても、身の丈に合った経営をしているとは言い難い状況だ。
配当の持続可能性に疑念を抱かざるを得ない。
実際、2019年3月の配当で減配となってしまったのは記憶に新しい。
(一株配当 $0.625 → $0.4)
私たちは、こういった不安定な状況をもらたす経営を好まない。
事業規模の大小は関係ない。
身の丈に合った、堅実かつ健全な経営を望んでいるのだ。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!