マリオット・インターナショナル【MAR】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→該当: 加点あり(1点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
2016年、シェラトンを有するスターウッドを買収したことにより、
競合のヒルトンを制し、世界最大のホテルチェーンへ躍進した。
同社が展開する30のブランドのうち、
最上級に位置する「The Ritz-Carlton(ザ・リッツ・カールトン)」は、
同社のなかで独自運営を許された、特別な存在である。
背景として、
従業員の心得が記された「Credo Card(クレド・カード)」を常に携帯し、
宿泊客に上質なサービスを提供していることが挙げられる。
財務推移を見てみよう。
買収に伴う売上高の成長が、FY2018に減収に転じている。
これは、マクドナルド【MCD】のビジネスモデルと同様に、
フランチャイズ化を推進していることによるものだ。
配当は着実に増配を続けており、
株主還元を重視した経営を実施していることが確認できる。
株価推移を見ると、2019年8月以降、株価下落傾向にある。
売買のタイミングがつかみにくいことから、
どちらかといえば、キャピタルゲインよりも、
インカムゲインに適した銘柄といえるだろう。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!