【銘柄格付】 ネスレ【NESN】Nestlé S.A.  2019年10月11日終値

エディ
常にあるべき姿を追求し、変えるべきは変えていく。

そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。

銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!

※今回は、米国株ではなく、欧州株を取り上げます。

ドルチェ
今回は、スイス証券取引所に上場している世界最大の食品飲料会社、
ネスレ【NESN】を独自基準で銘柄格付します。

【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。

Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】

Ⅱ)財務推移 直近五年

Ⅲ)審査

①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース

→該当: 加点あり(1点)

②【売上高】
直近五年で一貫して増加

→非該当: 加点なし(0点)

③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加

→非該当: 加点なし(0点)

④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース

→非該当: 加点なし(0点)

⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持

→非該当: 加点なし(0点)

エディ
今回は、米国株ではなく、欧州株を取り上げる。

ネスレ【NESN】は、スイスに本拠を置く、世界最大の食品飲料会社だ。

日本の昭和世代にとっては、「ネッスル」の社名のほうが馴染み深い。

ネスレ日本のウェブサイトによると、次のように説明されている。

1994年に、社名を従来の「ネッスル日本」から、「ネスレ日本」に変更しました。
「ネッスル」とは、当社の社名である「Nestlé」を英語読みにしたものです。
ネスレは、本部をスイスのフランス語圏におく国際企業です。
フランス・ドイツ語読みの「ネスレ」を世界的には使用しているため、
表現の統一を図るために変更しました。

ネスレ日本 公式ウェブサイトより引用

エディ
なるほど。

社名の言語表現にこだわりをみせるところは、
同社の誇りの高さを感じさせる逸話だ。

また、スイスは欧州の永世中立国であることから、
同社の財務諸表も、自国通貨のスイスフラン「CHF」となっている。
欧州統一通貨のユーロ「EUR」ではない。

スイスアルプスの高山植物「エーデルワイス」にも似て、
格調高く、品位を感じさせるグローバルカンパニーである。

ドルチェ
畏れながら、不肖ドルチェ、
同社の「ネスカフェ ドルチェ グスト」に親近感を抱くひとりでございます。
ローズ
ドルチェは、コーヒーの愛好家。

おいしさへのこだわりは、
さすが王室の執事だけあって、誰よりも敏感ね。

自分の名前を冠しているだけに、親近感を抱くのも納得ね。

ネスレ日本 公式ウェブサイト「ネスカフェ ドルチェ グスト」

エディ
同社のブランドは強大だ。

コーヒーブランド「ネスカフェ」に加え、
チョコレート菓子「キットカット」、麦芽飲料「ミロ」といった、
錚々たる人気商品が揃っている。

そのうえで、同社の財務を確認してみよう。

第一印象。「安定経営」のひとこと。

世界最大の食品飲料会社だけのことはある。
まさにディフェンシブ株を象徴するような財務推移となっている。

残念なのは、安定しすぎて、成長の勢いに欠けるところだ。

我々は「安定的に成長し続けること」を独自基準のコンセプトに置いている。

直近五年に渡り、一貫した成長を実現しているか、これを重視する立場だ。

そういった立場からすると、
いかに安定経営を実現している素晴らしい会社とはいえ、
独自基準に厳格に照らせば、厳しい評価とならざるを得ない。

Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。

ローズ
厳正なる審査の結果、ネスレ【NESN】の格付は【一つ星】となりました。
ドルチェ
個人の感想です。運用成果を保証するものではありません。

投資決定は自己責任でお願いいたします。

4 件のコメント

  • エディ王子様、ねずみ男でございます。
    ちょうど欧州株を取り上げて頂いているので、
    僭越ながらこのねずみ男から銘柄格付けのご提案させて頂きます。
    銘柄は、欧州の防衛関連銘柄【3巨頭】でございます。
    BAEシステムズ【LSE: BA.】、エアバス【Euronext: AIR】、レオナルド S.p.A(フィンメッカニカ)【BIT: LDO】
    でございます。
    勿論エディ王子様のお手すきの際で、ようございます。
    フォーマルハウト王国の王子として、防衛関連銘柄群に熟知するのもまた一興かと
    このねずみ男、考えている次第でございます。
    時にエディ王子様はNISAを利用されていない御様子ですが、イデコもでございますか?

    • ねずみ男さん、おはようございます。
      薔薇の艦隊のエディです。

      銘柄格付の御提案、ありがとうございます。

      欧州防衛三巨頭、喜んで格付させていただきます。

      ねずみ男さんとやりとりをさせていただくなかで、

      思考の対象が大きく拡大しているのを実感します。

      ありがとうございます。

      「時にエディ王子様はNISAを利用されていない御様子ですが、イデコもでございますか?」

      はい、イデコについても同様です。

      執事ドルチェの報告によると、
      現実世界で勤務する会社から、イデコの説明を昨年受けました。

      結局、利用しない決断をした理由は、
      やはり、60歳になるまで引き出すことができないから。
      これが大きいです。

      使いたいときに使えない。
      時間的制約は、それまでの期間、他者の所有権にさせているのと同じです。

      私とて、いつどうなるか、わかりません。家族もおりますし。

      急遽、大金を用意しなければならなくなる事態もありうるでしょう。

      そういった想定外のリスクに備え、イデコは不適であると判断しました。

      すべて、自分の管理下で運用していきます。

      こうして大見得を切る以上、
      税制上の優遇措置を上回るパフォーマンスを実現しないと、恰好つきませんね。

      頑張ります!

      • エディ王子様、御機嫌いかがでございましょうか?
        ねずみ男でございます。
        私の依頼した銘柄格付け、後一銘柄となっておりまする。
        私事で恐縮ですが、最近財務諸表の学習に勤しんでおりまする。
        やはり投資本を見ながらや、皆様方のブログから得た知識をメモしたノートを
        見ながらの投資は、邪道と言いますか勉強不足と言いますか、
        自分自身の力量不足を実感している次第でございます。
        昨夜は【VWO】を利確し、買い付け余力を蓄え、次の戦いもとい
        投資に臨む所存であります。
        39ドル近辺で買い増しを繰り返したかいがありました。
        今の心境を素直に申せば、エディ王子様や皆様と同じ様に
        個別株の世界に一日も早く戻りとうございます。
        暫くは投資学習しつつETF積み立てねずみとして、一意専心
        頑張ってまいります。
        これからも良しなに。

        • ねずみ男さん、こんばんは。
          薔薇の艦隊のエディです。

          先程、欧州防衛三巨頭、最後の銘柄格付を公開させていただきました。
          御確認の程、よろしくお願いいたします。

          財務諸表については、本当に奥が深いですね。
          執事ドルチェの場合、
          現実世界の仕事柄、財務諸表(決算書)を見て、取引先を評価する機会が多いです。
          よって自然に、といいますか、なかば強制的に、勉強した(させられた)経緯があります。
          会社の通信教育制度を積極活用し、財務諸表を基礎から学びました。
          ブログは玉石混交であるため、
          ブログから会計の知識を得るには、ブログの選択が必須となります。
          公認会計士のHiroさんは、その道の権威ですので、
          数あるブログのなかでも、とりわけ会計の勉強に役立ちます。
          難関の国家資格を保有する公認会計士の解説ですから、間違いありません。
          信用力が違います。
          「個別株の世界に一日も早く戻りとうございます。」
          ぜひ戻ってきてください。ともに戦いましょう。

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