アトラシアン【TEAM】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→該当: 加点あり(1点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→該当: 加点あり(1点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→該当: 加点あり(1点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→非該当: 加点なし(0点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→該当: 加点あり(1点)
オーストラリアのシドニーに本拠を置く、2002年創業の新興IT企業である。
同社は、ビジネスにおける「チームワーク」の持つ潜在能力に注目し、
その潜在能力を解き放つことを、同社のミッションとして掲げている。
Our mission is to help unleash the potential of every team.
(同社ウェブサイトより引用)
すなわち同社の強みは、チームの情報共有を促進するソフトウェア開発力にある。
具体的に、同社のソフトウェア製品を三つ挙げよう。
① Jira Software: ソフトウェア開発チーム用コミュニケーションツール
② Jira Align: リアルタイムで可視化したロードマップ進捗管理ソフト
③ Confluence: チームのワークプレイス提供ソフト
(情報共有・社内会議・社内連携)
2018年7月、
日本のソフトバンクグループ(SBG)が主要株主となっている
米国IT企業スラック(Slack Technologies Inc.)と、
アトラシアン【TEAM】は提携を結んだ。
リアルタイムに会話ができるチャットツールに強みを持つ
スラックと提携したことで、
アトラシアン【TEAM】の情報共有ツールがさらに付加価値を高めている。
つまり、組織横断的なプロセス連携が可能となり、
さらなる生産性向上が期待できる。
IT時代の成功事例として市場の注目を浴びており、同社の株価成長が著しい。
財務推移を見ると、健全な成長が確認できる。
歴史が浅い企業のため、配当で株主還元する段階に、まだ達していないとみる。
そういった意味で、キャピタルゲイン投資家向けの銘柄と言える。
注意すべきは、株価の変動が激しいこと。
高値づかみに要注意だ。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
アトラシアン【TEAM】の格付は【四つ星】となりました。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!