ベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
AT&T【T】と双璧をなす巨大通信サービス会社だ。
高配当であることから、インカムゲイン投資家に人気が高い銘柄のひとつだ。
同じくインカムゲイン最大化を追求する私たちにとって、
この銘柄をどうみるか?
私たちは成長性も重要な要素と考えている。
その観点でみると、成長性が感じられない。
増配ポテンシャルに乏しく、増配に頭打ちの感がある。
そもそも通信サービスの事業というものは、
事業継続に莫大なコストがかかるのだ。
例えば、基地局等の設備投資に多額の投資が必要だ。
一度基地局を整備すれば未来永劫安泰かといえばそうではない。
通信技術の進化発展に応じた先行投資も必要だ。
例えば、次世代通信技術「5G」がまさにそれだ。
これらはすべてフリーキャッシュフローを圧縮するネガティブな要素といえる。
同社の株主還元の積極性は認めるが、裏付けとなる原資に不安を感じる。
私たちはインカムゲイン投資家ではあるが、
率直に申し上げるなら、この銘柄に魅力を感じない。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!