


エクソン・モービル【XOM】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】

Ⅱ)財務推移 直近五年

Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)

原油高になると収益向上、原油安になると収益悪化という構図だ。
かつてS&P格付で最上位のAAA(トリプルエー)を誇る名門であったが、
長引く原油安で収益が甚だしく悪化し、
2016年4月、ついに一段階引き下げのAA+(ダブルエープラス)となった。
ちなみに現在、S&P格付で最上位のAAAを保持しているのは、
マイクロソフト【MSFT】とジョンソン・エンド・ジョンソン【JNJ】の
二社だけである。
さて、エクソン・モービル【XOM】の話に戻そう。
財務推移を見ると、株主還元を優先していることがよくわかる。
原油安の苦境にあっても、配当支払を毎年増額させてきた。
その一貫した株主還元重視の姿勢は、それはそれで立派なものと評価する。
しかし、配当の原資となるべきフリーキャッシュフローが
原油安で低水準に推移するなかで、
同社は、負債を増やすことで配当の原資に充当してきた。
この負債急増を格付機関のS&Pとしては看過できなかったため、
格付の引き下げを決断したわけだ。
目下、米国トランプ大統領によるイランへの外交圧力により、
原油相場に変調をもたらす可能性が出てきた。
同社への投資は、原油高が現実のものとなってからでも遅くはない。
今はまだ時期尚早と判断する。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。


投資決定は自己責任でお願いいたします。

常時不断の見直しを行い、米国株ポートフォリオのあるべき姿を追求していく。
百年戦争(人生百年時代)に勝利するため、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!