【中条あやみに想うこと】三度目の緊急事態宣言

中条あやみ。大阪出身の女優である。
知名度全国区になる前から、JR西日本のイメージガールを務めてきた。

中条あやみを起用した「e5489(いいごよやく)」という切符予約サービスのCMが、
電車の車内で流れている。
サービスの売りは、出張で急に変更が必要になっても、
e5489を利用すると、ネットを通じて何度でも変更できるのが特長だ。

私は、通勤客のひとりとして、行き帰り、このCMに癒されてきた。

だがこのCM、現実との乖離を象徴するものとなっている。
コロナで出張どころの話ではないからだ。

コロナ禍で事実上医療崩壊した大阪。

これ以上の感染拡大を防ぐため、
「とにかく人流を止めたい」という吉村知事の強い要請を受け、
ついに、本日(4月23日)、菅総理が三度目の緊急事態宣言の発令を決めた。

適用地域は、東京・大阪・京都・兵庫。
適用期間は、4月25日(日)から5月11日(火)までの17日間。

感染力の強い変異ウイルスが関西圏で流行しているなかで、
17日間程度の人流制限で、コロナ禍が収束するとは到底思えない。

会社も国の命令に従う姿勢を見せてはいる。
会食禁止。国内出張は必要性を上長が厳しく判断。海外出張など当然禁止。

だが、昨年ほどの緊張感は、会社も、そして社員も持ち合わせていない。

「感染予防をどれだけ心がけても、もはや、なるようにしかならない」
というあきらめの雰囲気がある。

また、在宅勤務の割合が増しているとはいえ、
紙ベースの伝票処理の必要性が残っているため、
やはり誰かが出社していないと仕事が回らないのが現状だ。

だからこそ、紙ベースの業務形態を改め、
社内ネットワークでのワークフロー申請等、
テレワークのインフラ整備が、徐々に、しかし着実に、進行している。

こうして、紙のやりとりや、人と人、対面での業務形態が、
コロナ禍を契機に、大きく変貌しようとしている。

テレワークが、労働の定義を変えようとしている。

時代の大きなうねりのなかで、
中条あやみのCMが、歴史のなかに埋もれようとしているのを感じた。

※CMは、下記リンクから御覧いただけます。

JR西日本おでかけネット CMギャラリー e5489「何度でも変更できる」篇

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