【ボラティリティ比較】ビットコインとナスダック100

掲題の話をする前に、導入として趣味の話から始めよう。
以前も言及したように、私は天体写真を撮るのが好きだ。

とりわけ、彗星の撮影がもっとも興奮する。
なぜなら、彗星には一期一会のものがあるからだ。
好機を逃すと二度と見られない「希少価値」の高い天体だ。
それゆえ、撮影計画は綿密に策定し、万全の体制で撮影に臨む。

上記は、1996年に米国の砂漠地帯で撮影した百武彗星。
素晴らしい大彗星だった。
懐かしい思い出だ。

太陽の周囲を公転する彗星は「周期彗星」と呼ばれるが、
この百武彗星の公転周期は、一説には7万2000年と言われている。

天文学的に言うと、
公転周期200年以上の彗星は、「長周期彗星」として分類されている。
200年未満は「短周期彗星」だ。

その意味では、百武彗星は「超」長周期彗星といえるだろう。

さて、これが掲題の投資の話とどう関係があるというのか?

これは私の独自の感性に基づく意見だが、
何年かおきに発生する世界同時株安(暴落)は、
「短周期彗星」に似ていると感じる。

これに対し、「百年に一度」と形容されたリーマンショックは、
冒頭の百武彗星のような「長周期彗星」として扱われるべきものであり、
短周期彗星とは別物として考えなければいけない。

もちろん、別物だからといって、無視してよい、というつもりはない。

リーマンショック級の大暴落が来ても問題ないように、
堅牢な備えを固めておく必要がある。

私は、株価指数CFDに着手して間もないが、
今後10年間ロングポジションを維持するにあたり、
強制決済を回避することが最重要と位置付けている。

レバレッジの限界を測定する際、
このリーマンショック級の大暴落を基準に考えるようにしている。

そこからすると、ナスダック100【NDX】のロスカットレートは、
現時点で「6,000 近辺」が限界であり、
それより上に設定するのは、リーマンショック級の大暴落が再来した際、
強制決済に遭遇する確率が高くなると考えている。

よって、私の場合、必然的に低レバレッジの安全運転となる。
薔薇の艦隊として表現するなら「安全航海」というのが適切か。

これは、攻撃と防御でいうところの、「防御」に相当する部分の話だ。

実は、私が最近、強い関心を持って考えている課題は、
この防御の備えをしっかりと守りながらも、
同時に「攻撃」の方法を編み出せないか、ということである。

自分なりに調べていくなかで、
それには、短周期彗星に相当する暴落を積極的に活用すべきではないか、
と思い始めている。

あいにく、まだ、具体的な戦法を編み出すには至っていないが、
それはきっと、既存の令和式目第四条で定めた
「底値でロングエントリー」を進化発展させたものになるだろう。

そして攻撃の要諦は、
「安く買い、高く売る」を徹底し、
その回転売買でキャピタルゲインを増やす、
という形になるだろうと思っている。

現状のロングポジション10枚は、
初志貫徹で10年間保有し続けることに変わりはないが、
それとは別口で、攻撃用(回転売買用)にポジションを持つ、
そういったイメージだ。

いずれにせよ、あれこれ戦法に思いを巡らすことは楽しいことだ。
そしてそのためには、分析を怠らないことがなによりも重要だと考えている。

株価指数ナスダック100【NDX】が、どういった性質を持っているのか、
色々な視点で分析していくことが重要だと考えている。

そこで、ナスダック100【NDX】だけに目を向けるのではなく、
異なるものとの比較、例えば、ビットコイン【BTC】のような、
ボラティリティの高い仮想通貨(暗号資産)と比較してみるのも面白いと思った。

早速、ビットコイン【BTC】について、ボラティリティの高さを検証してみた。

過去最高値を更新するのに要した日数と、
暴落耐性(日次安値/日次高値更新)を調べ、
それを散布図にまとめてみた。

散布図の左上の部分は、
短期間に激しい下落と上昇を繰り返す、鋭角的な散布図となっている。
例えるなら、「短周期彗星の群れ」と言っても良いだろう。

一方で、目を引くのは、
散布図の右下、2017年12月に過去最高値をつけてから、
次に最高値を更新するまでに、
実に 1,080日もの長い日数を要したということである。

この長期間、「信じて待つ」ことができた人がどれだけいたのだろうか。

こういったボラティリティの高い仮想通貨は、
「忘れた頃に最高値更新していた」くらいの鷹揚な気持ちで保有するのが、
精神衛生上、もっとも健全といえるのではないだろうか。

それでは、このビットコイン【BTC】を念頭に置きながら、
ナスダック100【NDX】を比較してみよう。

イメージとして比較しやすいように、
横軸と縦軸の目盛はまったく同じものとした。

これを見ると、株価指数ナスダック100【NDX】は、
仮想通貨ビットコイン【BTC】よりも、
ボラティリティが低いことが明白である。

興味深いのは、2020年のコロナショックが、
ビットコインに似て鋭角的な配置となっていること。

つまり、短期間に大きく下げ、大きく上げた。
ナスダック100【NDX】にしては珍しい。
高ボラティリティの値動きだったことがわかる。

本来は、もっと緩やかな値動きであり、
2018年12月に底値をつけた、クリスマスショックの時のような配置が本来の姿だ。

それにしても、散布図の右下、リーマンショックは特異な存在だ。
「百年に一度」にふさわしい、
百武彗星のような超長周期彗星のような存在といえる。

この散布図をもとに、
今後、「攻撃」について、最適な戦法を考えていくことにしたい。

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