【戦況報告】 2020年2月28日終値

ドルチェ
薔薇の艦隊の戦況を御報告申し上げます。

戦況報告は基本週一回を予定しております。

Ⅰ)薔薇の艦隊 株価推移

ドルチェ
はじめに、薔薇の艦隊の「株価推移」を御報告申し上げます。

① 直近一ヶ月


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

② 直近一年


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

③ 直近五年


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

ローズ
直近一週間の動向です。

ポイントは三つあります。

①コロナショック発生
米国株式市場は、2020年2月19日(水)をピークに株価下落に転じました。
新型コロナウイルスの感染拡大の経済活動への悪影響が意識され、
リスクオフの動きが急加速しています。

欧州を含む世界の株式市場で株価下落が顕著に進み、
さながら「コロナショック」の様相を呈しています。

この影響を受け、薔薇の艦隊も大幅下落となりました。

②円高回帰
2020年2月20日(木)に1ドル112円台前半をつけたドル円相場が、
コロナショックの影響で、円高に回帰、一時107円50銭台をつけました。
世界の主要通貨に対して、円高が進行しています。

③日本社会の混乱
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、
2020年2月25日(火)日本政府は基本方針を決定しました。
主に「外出の自粛」や「テレワークの推進」等を呼びかける内容です。

これに続き、2月28日(金)全国すべての小中学校や高校等に、
3月2日(月)から春休みに入るまで臨時休校とするよう要請しました。

一方、生活物資の不足が顕在化しています。
マスクだけでなく、トイレットペーパーやティッシュペーパー等が、
店頭の棚から消える異常事態となっています。

転売屋の横行に規制をかけようとしない政府の姿勢に、
人々が不安にかられ、朝から行列を作り、さらなる買い占めに走るなど、
悪循環に陥りつつあります。

3月1日(日)10:30時点で、クルーズ船を含む日本国内の感染確認は、
947人に達しました。
政府の基本方針によると、軽度の症状の場合は、自宅療養を原則としており、
感染有無の検査を受けるには、
一定の条件を満たした重症の場合に限られていることから、
実際の感染者数は相当数に上ると考えられます。

2月29日(土)安倍晋三首相が記者会見を行い、
政府の取り組みの説明と、国民の理解と協力を呼びかけましたが、
沈静化の気配が見当たらないなか、社会の混乱がしばらく続きそうです。

ドルチェ
比較のために、ナスダック100【NDX】と、
GAFA【GOOGL / AAPL / FB / AMZN】の株価推移です。

① 直近一ヶ月


青:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
赤:アルファベット【GOOGL】 Alphabet Inc.
緑:アップル【AAPL】 Apple Inc.
黄:フェイスブック【FB】 Facebook Inc.
紫:アマゾン・ドットコム【AMZN】 Amazon.com Inc.

橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

② 直近一年


青:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
赤:アルファベット【GOOGL】 Alphabet Inc.
緑:アップル【AAPL】 Apple Inc.
黄:フェイスブック【FB】 Facebook Inc.
紫:アマゾン・ドットコム【AMZN】 Amazon.com Inc.

橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

③ 直近五年


青:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
赤:アルファベット【GOOGL】 Alphabet Inc.
緑:アップル【AAPL】 Apple Inc.
黄:フェイスブック【FB】 Facebook Inc.
紫:アマゾン・ドットコム【AMZN】 Amazon.com Inc.

橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

エディ
あらためて、米国株ポートフォリオ「薔薇の艦隊」の運用について、
基本方針をおさらいしよう。

【基本方針】

①目的
薔薇の艦隊は「インカムゲインの最大化」を目的とする。

②アプローチ
薔薇の艦隊は「旗艦」と「護衛艦」から構成されるものとし、
インカムゲインの最大化を図るため、それぞれに異なるアプローチ機能をもたせる。

旗艦:成長軌道検証銘柄(増配ポテンシャルに着目したアプローチ)
護衛艦:複利効果検証銘柄(配当再投資に着目したアプローチ)

③旗艦
旗艦は下記三銘柄とする。

主旗艦:マイクロソフト【MSFT】
第一副旗艦:ビザ【V】
第二副旗艦:マスターカード【MA】

④護衛艦
護衛艦は下記一銘柄とする。

護衛艦:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】

⑤配当再投資
旗艦と護衛艦から得られる配当金については、
これを全額、護衛艦へ再投資する。

⑥追加投入
毎月一回、追加投資資金を護衛艦の買付に投入する。

Ⅱ)薔薇の艦隊 評価額

ドルチェ
次に、薔薇の艦隊の「評価額」を御報告申し上げます。

Ⅲ)薔薇の艦隊 評価益

ドルチェ
続きまして、薔薇の艦隊の「評価益」を御報告申し上げます。

プラスなら「含み益」、マイナスなら「含み損」となります。

Ⅳ)旗艦 評価益

ドルチェ
さらに、旗艦三銘柄の「評価益」を御報告申し上げます。

① 主旗艦: マイクロソフト【MSFT】

② 第一副旗艦: ビザ【V】

③ 第二副旗艦: マスターカード【MA】

Ⅴ)護衛艦 評価益

ドルチェ
最後に、護衛艦の「評価益」を御報告申し上げます。

護衛艦: ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】

Ⅵ)所感

エディ
薔薇の艦隊の編成は「現状維持」とする。

「空母建造プロジェクト」の進捗報告は、
リーダーのマリア少将、よろしく頼む。

Ⅶ)空母建造プロジェクト

マリア
マリアです。プロジェクトの進捗状況について報告します。

まず、殿下の訓示をおさらいします。

【エディ王子の訓示】

今後、第二のリーマンショックが到来したとき、
株価暴落の「底値」のタイミングを見極め、
その時点で、現物株から株価指数CFD(ナスダック100【NDX】)
に全面的に切り替えたいと思う。

これはとても重要な意味を持つ。
薔薇の艦隊の編成が、「戦艦」から「空母」へ変貌することを意味するからだ。

「空母」を称する理由は、
買いから参戦するロング、売りから参戦するショート、
強制決済を意識した、ハイリスク・ハイリターンの取引は、
さながら「空中戦」を連想させるからだ。

さらに、ナスダック100【NDX】は、
ナスダック上場の精鋭百銘柄で構成されている。
これはすなわち、空母の艦上に搭載された「百機の戦闘機」のようなものだ。

第二のリーマンショック到来後、我々は空母による戦いで勝ちに行く。

よって、市況の変化を常時観測する専門部隊の正式名称は、
「空母建造プロジェクトチーム」とする。

2020年2月16日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月14日終値 より引用

マリア
殿下の訓示にありますように、
市況の変化を常時観測し、株価暴落の「底値」のタイミングを見極めること。
これが、私たち「空母建造プロジェクトチーム」のミッションです。

早速、「乖離率」の指標を用いて、
「コロナショック速報」を配信開始しました。

2020年2月28日(金)終値現在の直近乖離率は、12%となっています。

エディ
コロナショック速報でも話したが、底と見るのは早計だ。
津波の如く、第二波、第三波とあるだろう。

それに、リーマンショックは、
乖離率マイナス150%ラインを超えるほどの暴落だった。
それに比べれば、今回のコロナショックは、
現時点では、まだまだ暴落とはいえない。

暴落があるとすれば、これからだ。
注視を続けよう。

こういうとき、裏付けのある「現物株」は強い。
放置していても「強制決済」の不安は皆無だ。
右往左往せずにいられる。
いずれ元に戻るのを待っていればよい。気楽だ。

これに対し、CFDやFX等の「レバレッジ投資」は、
強制決済の恐怖と戦わねばならず、常に出口戦略と表裏一体だ。
市況の変化に敏感でなければ、生き残っていけない厳しい世界だ。

ドルチェ
殿下、横から失礼いたします。

右往左往、と言えば、
東京事変の椎名林檎には、困ったものでございますな。

自粛ムードを無視し、ライブを決行するとは。

エディ
ああ、右往左往しないにも程がある。
皆の迷惑を考えろ、といいたい。

自由投資同盟の同盟歌「獣ゆく細道」にも傷がつくというものだ。

マリア
殿下、本題に戻りとうございます。

前週の課題につきまして、報告させていただきます。

二番底にどう備えるか。
これが次なる課題だな。

「歴史は繰り返す」ともいう。
リーマンショックの「一番底」と「二番底」について、
さらに詳しく調べてみて欲しい。

2020年2月23日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月21日終値 より引用

エディ
おお、そうであった。
ドルチェが横槍を入れるものだから、話が椎名林檎に飛んでしまった。

リーマンショック当時の状況を深く知りたい。

マリア
はい、当時の状況をグラフに示します。

詳細は、ペリドット少佐から説明します。

ペリドット
ペリドットです。

リーマンショックの発端は、サブプライムローン問題でした。
ひとことでいうと、米国の住宅ローンの不良債権化問題です。

これが原因で発生したのが「一番底」でした。
発生日は2008年3月10日、
ナスダック100【NDX】は、終値ベースで1673.03をつけました。
このときの乖離率はマイナス48%でした。

残念なことに、金融危機はこれで終息しませんでした。

サブプライムローン問題で多大な損失を抱えた米国投資銀行、
リーマン・ブラザーズ・ホールディングス
(Lehman Brothers Holdings Inc.)が、一番底の半年後、
2008年9月15日、連邦倒産法第11章(チャプター・イレブン)の適用を、
連邦裁判所に申請、米国史上最大の倒産(経営破綻)となりました。

これが世界連鎖的な信用収縮による金融危機を招きました。
「百年に一度」と形容されるほどの株価暴落を引き起こし、
2008年11月20日、ナスダック100【NDX】は「二番底」をつけました。

終値ベースで1036.51を記録、
結果的にこれがリーマンショックの底値となりました。
このときの乖離率はマイナス205%でした。

その後、若干持ち直したものの、不安定な株価変動が続き、
約四ヶ月後の2009年3月9日、最大余震といえる「三番底」が発生しました。

ナスダック100【NDX】は、終値ベースで1043.87をつけました。
このときの乖離率はマイナス126%でした。

最初の「一番底」の発生日が2008年3月10日でしたから、
そのほぼ一年後に「三番底」が発生したことになります。

マリア
現在、社会を混乱に陥れている「コロナショック」が、
リーマンショックと肩を並べるほどの大規模な金融危機に発展するか、
予断を許さない状況です。

新型コロナウイルスの感染拡大が、生産や物流、消費の停滞をもたらし、
世界不況を招くことは容易に想像できます。

今後、有力企業の業績悪化が決算発表で顕在化すれば、
更なる株価下落があると想定しておくのが賢明です。

ペリドット少佐から説明がありましたように、リーマンショックの際は、
「一番底」から「三番底」まで、約一年の期間があり、
そのなかの「二番底」で底値をつけました。

ここで申し上げたいことは、
デイトレーダーの感覚で、相場の綾を取る投資手法では、やけどを負います。
長丁場と心得て、じっくりと腰を据えて「底値」を見極めるべきです。

まして、私たちはレバレッジ投資が初心者であることから、
決して無理せず、低レバレッジで株価指数CFDに臨むべきと考えます。

レバレッジは、せいぜい二倍程度が安全圏内かと推測します。

「二番底にどう備えるか?」の答えとしては、
乖離率がマイナス50%ラインに到達したからといって、安易に飛びつかない。
マイナス150%ラインに到達してから、
株価指数CFD全面切り替えの検討を始めても、決して遅くない、
ということです。

エディ
マリア少将、ペリドット少佐、大儀であった。ありがとう。

株価指数CFD全面切り替えの最終決断は、
薔薇の艦隊の提督たる私が、全責任をもって決断する。

「乖離率がマイナス50%ラインに到達したからといって、安易に飛びつかない。
マイナス150%ラインに到達してから、
株価指数CFD全面切り替えの検討を始めても、決して遅くない」

マリア少将の提言、心に留めておこう。

確かに、我々はレバレッジ投資において初心者だ。

低レバレッジ、二倍程度が安全圏内か。
その場合、現行の旗艦三銘柄
(マイクロソフト【MSFT】、ビザ【V】、マスターカード【MA】)
を現物株のまま保有しているのと、
パフォーマンスは大して変わらないかもしれんな。

実際のところどうなのか、
旗艦三銘柄とナスダック100【NDX】のパフォーマンス比較をしてみよう。

(次週に続く)

ドルチェ
和製バフェットさん、コメントに御返答いただき、誠にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

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