Ⅰ)薔薇の艦隊 株価推移
① 直近一ヶ月
青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
② 直近一年
青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
③ 直近五年
青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
ポイントは三つあります。
①コロナショック 激しい変動続く
新型コロナウイルスの感染拡大で、市場心理が動揺しています。
一日単位で上下に激しく株価変動する一週間となりました。
2020年3月4日(水)いったん持ち直したかに見えましたが、
その後、再び下落に転じ、3月5日(木)、6日(金)と二日連続で続落、
年初来安値水準まで下げました。
②円高加速
日本国内の感染拡大が続いているにも関わらず、急激な円高が進行し、
3月6日(金)に一時、1ドル104円台後半をつける場面がありました。
③日本政府の後手の対応
3月5日(木)安倍晋三首相は、新型コロナウイルス感染症対策本部で、
「マスクの転売禁止」を指示しました。
しかし、店頭にマスクが不足している事態に変化はなく、
最も必要とされる医療機関でもマスク不足が問題となっており、
極めて深刻な事態となっています。
また、政府はようやく「入国制限の強化」に乗り出しました。
中国や韓国からの入国者に対し、2週間待機し、
公共交通機関を利用しないことを要請する内容です。
遅きに失した指示であり、
春節のインバウンドや、今夏のオリンピック開催を優先して、
新型コロナウイルス対策が後手に回った感は否定できません。
日本国内の感染者数増加を招いた失策として、
後世に残るものとなるでしょう。
GAFA【GOOGL / AAPL / FB / AMZN】の株価推移です。
① 直近一ヶ月
青:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
赤:アルファベット【GOOGL】 Alphabet Inc.
緑:アップル【AAPL】 Apple Inc.
黄:フェイスブック【FB】 Facebook Inc.
紫:アマゾン・ドットコム【AMZN】 Amazon.com Inc.
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
② 直近一年
青:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
赤:アルファベット【GOOGL】 Alphabet Inc.
緑:アップル【AAPL】 Apple Inc.
黄:フェイスブック【FB】 Facebook Inc.
紫:アマゾン・ドットコム【AMZN】 Amazon.com Inc.
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
③ 直近五年
青:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
赤:アルファベット【GOOGL】 Alphabet Inc.
緑:アップル【AAPL】 Apple Inc.
黄:フェイスブック【FB】 Facebook Inc.
紫:アマゾン・ドットコム【AMZN】 Amazon.com Inc.
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
基本方針をおさらいしよう。
【基本方針】
①目的
薔薇の艦隊は「インカムゲインの最大化」を目的とする。
②アプローチ
薔薇の艦隊は「旗艦」と「護衛艦」から構成されるものとし、
インカムゲインの最大化を図るため、それぞれに異なるアプローチ機能をもたせる。
旗艦:成長軌道検証銘柄(増配ポテンシャルに着目したアプローチ)
護衛艦:複利効果検証銘柄(配当再投資に着目したアプローチ)
③旗艦
旗艦は下記三銘柄とする。
主旗艦:マイクロソフト【MSFT】
第一副旗艦:ビザ【V】
第二副旗艦:マスターカード【MA】
④護衛艦
護衛艦は下記一銘柄とする。
護衛艦:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】
⑤配当再投資
旗艦と護衛艦から得られる配当金については、
これを全額、護衛艦へ再投資する。
⑥追加投入
毎月一回、追加投資資金を護衛艦の買付に投入する。
Ⅱ)薔薇の艦隊 評価額
Ⅲ)薔薇の艦隊 評価益
プラスなら「含み益」、マイナスなら「含み損」となります。
Ⅳ)旗艦 評価益
① 主旗艦: マイクロソフト【MSFT】
② 第一副旗艦: ビザ【V】
③ 第二副旗艦: マスターカード【MA】
Ⅴ)護衛艦 評価益
例月の追加投入を実施しました。
護衛艦: ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】
Ⅵ)所感
「空母建造プロジェクト」の進捗報告は、
リーダーのマリア少将、よろしく頼む。
Ⅶ)空母建造プロジェクト
まず、殿下の訓示をおさらいします。
【エディ王子の訓示】
今後、第二のリーマンショックが到来したとき、
株価暴落の「底値」のタイミングを見極め、
その時点で、現物株から株価指数CFD(ナスダック100【NDX】)
に全面的に切り替えたいと思う。これはとても重要な意味を持つ。
薔薇の艦隊の編成が、「戦艦」から「空母」へ変貌することを意味するからだ。「空母」を称する理由は、
買いから参戦するロング、売りから参戦するショート、
強制決済を意識した、ハイリスク・ハイリターンの取引は、
さながら「空中戦」を連想させるからだ。さらに、ナスダック100【NDX】は、
ナスダック上場の精鋭百銘柄で構成されている。
これはすなわち、空母の艦上に搭載された「百機の戦闘機」のようなものだ。第二のリーマンショック到来後、我々は空母による戦いで勝ちに行く。
よって、市況の変化を常時観測する専門部隊の正式名称は、
「空母建造プロジェクトチーム」とする。2020年2月16日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月14日終値 より引用
市況の変化を常時観測し、株価暴落の「底値」のタイミングを見極めること。
これが、私たち「空母建造プロジェクトチーム」のミッションです。
2020年3月6日(金)終値現在の直近乖離率は、13%となっています。
コロナショックはまだ暴落とはいえない。
株価下落したのは事実だが、直近乖離率はまだプラス圏内だ。
読者のなかで、今後の暴落を予想して、
今のうちに利益確定しておきたいのなら、それはそれで否定しない。
だが、私なら利益確定はしない。
今回のコロナショックのような、
外的要因の株価下落は、手放す理由にはならない。
いずれコロナ騒動は終息する。
長期的視野に立てば、右往左往せず、
エクセレントカンパニーの現物株を保有し続けるのが無難だ。
いずれ元に戻る。
右往左往して、売り買いを繰り返し、戦力を消耗するのはもったいない。
インカムゲイン最大化を目指す我々にとって、
あくまでも含み益は副産物だ。
お守り程度のものだ。
インカムゲイン最大化と、キャピタルゲイン最大化、どちらに軸を置くのか?
ここを明確にしないと、投資戦略に一貫性が無くなる。
我々は、長期的なインカムゲイン最大化を目指す立場だ。
こういった有事のときこそ、
「常に勝っていなければならない」といった強迫観念は、思い切って捨てよう。
インカムゲインとキャピタルゲイン、二兎追うものは一兎をも得ず。
エクセレントカンパニーの現物株だからこそ、余裕でいられる。
これはまさに特権だ。
強制決済の恐怖と戦うレバレッジ投資では、そうはゆくまい。
常に相場の変化を時々刻々追わなければならない。
今後、コロナショックが暴落の域に達し、
株価指数CFDに全面的に切り替えるときが来たら、
その後のことを考えなければならない。
つまり、空母を建造した後の、具体的な戦い方だ。
底値を狙い、
ロング(買いポジション)の強制決済のリスクを極小化したとしても、
リスクがゼロになることはない。
強制決済を回避する戦法を、考えておくことが必要だ。
我々は初心者ゆえ、そのノウハウの蓄積がまだない。
これが次なる課題だな。
確かに、我々はレバレッジ投資において初心者だ。
低レバレッジ、二倍程度が安全圏内か。その場合、現行の旗艦三銘柄
(マイクロソフト【MSFT】、ビザ【V】、マスターカード【MA】)
を現物株のまま保有しているのと、
パフォーマンスは大して変わらないかもしれんな。実際のところどうなのか、
旗艦三銘柄とナスダック100【NDX】のパフォーマンス比較をしてみよう。2020年3月1日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月28日終値 より引用
【復元力評価】と題して、旗艦三銘柄のパフォーマンスを示します。
殿下の仰せの通り、ナスダック100【NDX】も載せました。
また、宿敵、神聖アケルナル帝国、
S&P500指数ETF【IVV】も加えましたのでご覧ください。
まずは、リーマンショックからまいります。
起点はビザ【V】上場後の、
S&P500指数ETF【IVV】ピークを起点としています。
高値掴みしたことを想定しています。
百年に一度といわれただけあって、
リーマンショックの株価下落圧力は、壮絶なものがあるな。
これを見て感じるのは、
底値に至るまでと、底値をつけた後の株価変動(ボラティリティ)の違いだ。
底値に至るまでは、
途中、急激な上下変動を伴いながら、急速に底値に向かっている。
大震災の震度計を見るようだ。
それだけ、市場の心理が大混乱に陥っていたのだろう。
こんなとき、高レバレッジで全財産を投入していたら、
あっという間に強制決済に遇い、全財産を溶かしていただろう。
恐ろしい世界だ。
ショート(売りポジション)で底値を待つにしても、
いつ反転上昇するかわからないから、ひとときも心休まるときがないな。
正直、レバレッジ投資に参戦するには危険すぎる。
一方、底値をつけた後は、ボラティリティはそれなりにあるものの、
恐る恐る、じりじりと株価上昇していく印象だ。
低レバレッジなら、強制決済にひっかかるリスクも小さくて済むだろう。
しかし、二番底や三番底に備えて、
損切ルールを定め、資産保全を図ることは必要不可欠だ。
ペリドット少佐、旗艦三銘柄のパフォーマンスについて、
特筆すべきことはなにか、説明してくれるか?
最もパフォーマンスが良かったのは、ビザ【V】でした。
次いで、マイクロソフト【MSFT】でした。
これら二つは、
ナスダック100【NDX】よりもパフォーマンスが良かったことがわかります。
底値を見極め、底値到達直後に、
ナスダック100【NDX】にロングで2倍のレバレッジをかければ、
確かにビザ【V】とマイクロソフト【MSFT】に勝つことができました。
しかし、そうではなく、
底値に到達する前にロングで2倍のレバレッジをかけていたとしたら、
底値に達するまでの急落局面で、高い確率で強制決済に遇っていたと思いますし、
運よく強制決済に遇わなかったとしても、現物株の倍の下落を目の当たりにして、
メンタルが耐えられたでしょうか?
私なら、途中で耐えきれず、ポジションを解消してしまうと思います。
私たちは、こうやって結果を知っているから、冷静に分析できますが、
先の見えない不安ばかりの当時、どこまで落ちるか見当もつかない相場を見て、
冷静でいられる人はいないと思います。
難易度が非常に高いです。
そういう意味では、
マスターカード【MA】は、ナスダック100【NDX】に負けているだけでなく、
ボラティリティも高いです。
このような個別株でレバレッジをかけるのは難易度が高過ぎます。
マスターカード【MA】のボラティリティの激しさに比べれば、
ナスダック100【NDX】の変動は穏やかです。
百銘柄の平均ですから、ボラティリティが平準化されているのでしょう。
やはり、同じレバレッジをかけるにしても、
個別株ではなく、株価指数CFDが有利だと思います。
レバレッジ投資をやるなら、やはり、個別株より、株価指数CFDだな。
リーマンショックについてはだいたいわかった。
ありがとう。
旗艦三銘柄の復元力評価を示します。
起点は、
クリスマスショック発生前のS&P500指数ETF【IVV】ピークを起点としています。
つまり、高値掴みしたと想定して、その後の変動を表しています。
下落幅こそリーマンショックに及ばないものの、
高値掴みしていた場合、底値時点で約20%下落していたことになる。
ロングポジションで、2倍のレバレッジだったら、倍の約40%の下落。
耐えられんな。
途中で損切しているだろう。
それに、底値に至るまでの間、値動きが上下に激しい。
これでは、高いレバレッジをかけていたら、
ロングでも、ショートでも、どこかの時点でふるい落とされていただろう。
恐ろしいな。レバレッジ投資は。
(2020年2月19日終値時点の株価)を「終点」としています。
その「終点」の時点で、
旗艦三銘柄とも素晴らしいパフォーマンスを示しています。
S&P500指数ETF【IVV】や、
ナスダック100【NDX】を大きくアウトパフォームしています。
薔薇の艦隊が神聖アケルナル帝国(S&P500指数)に優勢なのも、
この流れにうまく乗れたことが要因です。
殿下のお言葉
「低レバレッジ、二倍程度が安全圏内か。
その場合、現行の旗艦三銘柄
(マイクロソフト【MSFT】、ビザ【V】、マスターカード【MA】)
を現物株のまま保有しているのと、
パフォーマンスは大して変わらないかもしれんな。」
まさにクリスマスショック以降、
コロナショック直前までの「大相場」から来ている感覚だと思います。
グラフにありますように、
最もパフォーマンスの良かったのは、
マイクロソフト【MSFT】の1.65倍でした。
これに対し、
ナスダック100【NDX】のパフォーマンスは1.28倍でしたから、
単純比較ではありますが、1.65/1.28=1.29倍、
つまり、ナスダック100【NDX】に1.29倍のレバレッジをかけたものが、
マイクロソフト【MSFT】現物株(レバレッジ1倍)と同等のパフォーマンス、
という計算になります。
しかし実際は、この単純計算のようにはならない、
という情報も得ています。
起点時、ロングで2倍のレバレッジをかけていたとしたら、
一見すると、終点時、マイクロソフト【MSFT】に勝利するように見えますが、
実際は、起点直後の底値への下落局面があり、
レバレッジの負の影響で、強制決済するしないに関わらず、
多くの資産を失うことになります。
底値から這い上がっても、
底値で多くを失った分、回復しても大したことにはならない、
ということらしいです。
ロングの場合「下落を経て上昇」では、
期待したようなレバレッジの効果を得られないというわけか。
だらだらロングポジションを張っているのは不利だ。
やはり、きちんと底値を見極め、株価上昇に転じた後、
ロングのレバレッジ投資に参戦することが重要だな。
そうしていたら、今の何倍もの含み益を得られていたわけだな。
欲を出したらきりがないな。
それが、人間の煩悩というものだが(笑)
2018年12月24日の一番底の底値でロングポジションをとっていれば、
強制決済のリスクはなかったといえます。
しかし、それは結果を知っている今だから言えることです。
リーマンショックは、二番底、三番底がありました。
こういった暴落が今後、百年先まで起きないという保証はありません。
やはり、空母を建造した後の「戦法考察」こそ、より重要になってくる。
そうだろう。
たとえどんなに慎重を期して底値と思って参戦しても、
いつまた予期せぬ下落局面に遭遇するかもしれないではないか。
そうなったとき、強制決済の憂き目に遭うことだけは、
なんとしても回避しなければならない。
いいか、空母建造は、あくまでも「参戦エントリー」の話だ。
これは結局、参戦後の強制決済のリスクを極小化しようという趣旨だ。
それはそれで重要な視点だが、
問題は、強制決済のリスクというものは、
そもそもゼロにはできないということだ。
何が起きるかわからないのが相場の世界だからだ。
コロナウイルスの感染拡大だってそうだろう。
一年前に予想できたか?
想定外の混乱が起こっても、
それに冷静に対処できるように、
柔軟に戦法を考えておくことが、とても重要なことだ。
「想定しない」ことは、レバレッジ投資の「致命傷」となる。
心しておけ。
(次週へ続く)
今後ともよろしくお願いいたします。
かぶちーずのゲリラ投資 2020年3月2日 レバレッジドゲリラ
今後ともよろしくお願いいたします。
和製バフェットのシークレットポートフォリオZ 2020年3月3日 当面の買い足しについて
和製バフェットのシークレットポートフォリオZ 2020年3月7日 個別株を全て売却をしました。
和製バフェット、盟友として、これからもよろしく頼む。
健闘を祈る!
戦況報告は基本週一回を予定しております。