Ⅰ)薔薇の艦隊 株価推移
① 直近一ヶ月
青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)
紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
② 直近一年
青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)
紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
③ 直近五年
青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)
紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)
①米国 2022年までゼロ金利政策維持
2020年6月10日(水)
米国の中央銀行、FRB(連邦準備制度理事会)は、
金融政策を決める会合(FOMC)を開き、
新型コロナウイルスの景気対策で導入したゼロ金利政策を、
2022年まで維持する見通しを示しました。
②米国 ナスダック総合指数 10,000突破 最高値更新
2020年6月10日(水)
ゼロ金利政策維持を受け、
金利の低下を通じ銀行株などが売られた一方、
ハイテク株中心のナスダック総合指数は最高値を更新し、
史上初の終値10,000を達成しました。
③日本 梅雨入り
気象庁は、6月10日に近畿東海の梅雨入りを、
翌11日に関東甲信の梅雨入りを発表しました。
④日本 東京アラート解除
2020年6月11日(木)
東京都は新型コロナウイルス感染拡大の警戒を呼び掛ける
「東京アラート」を解除しました。
⑤米国 NYダウ暴落 1861ドル安 過去4番目の下げ幅
2020年6月11日(木)
ニューヨーク株式市場は、
新型コロナウイルス第二波発生への警戒が高まり、大幅に下落しました。
基本方針をおさらいしよう。
【基本方針】
①目的
薔薇の艦隊は「インカムゲインの最大化」を目的とする。
②アプローチ
薔薇の艦隊は「旗艦」と「護衛艦」から構成されるものとし、
インカムゲインの最大化を図るため、それぞれに異なるアプローチ機能をもたせる。
旗艦:成長軌道検証銘柄(増配ポテンシャルに着目したアプローチ)
護衛艦:複利効果検証銘柄(配当再投資に着目したアプローチ)
③旗艦
旗艦は下記三銘柄とする。
主旗艦:マイクロソフト【MSFT】
第一副旗艦:ビザ【V】
第二副旗艦:マスターカード【MA】
④護衛艦
護衛艦は下記一銘柄とする。
護衛艦:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】
⑤配当再投資
旗艦と護衛艦から得られる配当金については、
これを全額、護衛艦へ再投資する。
⑥追加投入
毎月一回、追加投資資金を護衛艦の買付に投入する。
Ⅱ)薔薇の艦隊 評価額
Ⅲ)薔薇の艦隊 評価益
プラスなら「含み益」、マイナスなら「含み損」となります。
Ⅳ)旗艦 評価益
① 主旗艦: マイクロソフト【MSFT】
② 第一副旗艦: ビザ【V】
③ 第二副旗艦: マスターカード【MA】
Ⅴ)護衛艦 評価益
護衛艦: ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】
Ⅵ)所感
感染第二波の懸念はもともとわかっていたこと。
利益確定の売りが実態であろう。
薔薇の艦隊の編成は「現状維持」とする。
「空母建造プロジェクト」の進捗報告は、リーダーのマリア少将、よろしく頼む。
Ⅶ)空母建造プロジェクト
まず、殿下の訓示をおさらいします。
【エディ王子の訓示】
今後、第二のリーマンショックが到来したとき、
株価暴落の「底値」のタイミングを見極め、
その時点で、現物株から株価指数CFD(ナスダック100【NDX】)
に全面的に切り替えたいと思う。これはとても重要な意味を持つ。
薔薇の艦隊の編成が、「戦艦」から「空母」へ変貌することを意味するからだ。「空母」を称する理由は、
買いから参戦するロング、売りから参戦するショート、
強制決済を意識した、ハイリスク・ハイリターンの取引は、
さながら「空中戦」を連想させるからだ。さらに、ナスダック100【NDX】は、
ナスダック上場の精鋭百銘柄で構成されている。
これはすなわち、空母の艦上に搭載された「百機の戦闘機」のようなものだ。第二のリーマンショック到来後、我々は空母による戦いで勝ちに行く。
よって、市況の変化を常時観測する専門部隊の正式名称は、
「空母建造プロジェクトチーム」とする。2020年2月16日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月14日終値 より引用
市況の変化を常時観測し、株価暴落の「底値」のタイミングを見極めること。
これが、私たち「空母建造プロジェクトチーム」のミッションです。
2020年6月12日(金)終値現在の直近乖離率は、プラス39%です。
6月10日(水)ナスダック100【NDX】最高値更新、終値10,094.26を記録しました。
このときの乖離率は、プラス51%でした。
これを見れば過熱感が高まっていたのは明らかです。
翌日11日の暴落は起こるべくして起きました。
現物株から株価指数CFDへの全面切り替えは決断しない。
全面切り替えがあるにせよ、ないにせよ、事前の戦法考察が必要だ。
マリア少将、直近のテクニカル分析を示してほしい。
ナスダック100【NDX】の直近100日のテクニカル分析となります。
ペリドットウェーブについてだ。
見た目をシンプルにしたい。
MA50移動平均を基準に、
そこから「-10%」、「-20%」、「-30%」の三本のラインが表示されている。
三本のラインを一本にしよう。
一本の場合、従来なら、「MA50 -10%」を表示していたが、
今後は、「MA50 -20%」とする。
理由は二つある。
一つは、コロナショック一番底の発生が、「MA50 -20%」の水準だったためだ。
もう一つは、百年に一度と言われたリーマンショックにおいて、
「MA50 -20%」を超える暴落が幾度も発生した。
だが「MA50 -30%」に達することは一度も無かった。
そういった事実をもとに、三本のラインを一本にする。
読者の皆さんのために、
あらためてリーマンショック二番底のテクニカル分析を示してほしい。
ナスダック100【NDX】のリーマンショック二番底のテクニカル分析です。
※詳細は、2020年5月31日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年5月29日終値 を御確認ください。
2020年5月31日投稿記事 【戦況報告】 2020年5月29日終値
いくら「MA50 -30%」に達することは無かったとは申せ、
だらだら下げ続ける局面においては、
ペリドットウェーブも、マリアRCI(MRCI)も、
大底の判断には、指標として、能力の限界がある。
「万能な指標は存在しない」というのは、ここにも表れている。
だからといって、まったく役に立たない、というわけではない。
外れることもあるが、当たることも多い。
確率の話だ。
あくまでも「目安」と割り切って、賢く活用していこう。
「MA50 -20%」のラインとなります。
ありがとう。
今後はこれでいこう。
殿下、ペリドット少佐から報告事項がございます。
全銘柄の調査を完了いたしました。
ありがとう。
大量の銘柄件数であったにもかかわらず、とても仕事が早くて助かる。
ペリドット少佐、今回の調査、
全体を通してなにか感じたことはあるかな?
「底値買いに独自指標が有効に機能するか検証する」
についてですが、おおむね有効に機能すると感じました。
しかし、先程殿下の仰せのように、
あくまでも「確率」の話で、うまく機能しない場合もあります。
例えば、株価下落が長期間に渡って続く場合です。
「底なし」の状態が長く続くわけですから、どこかのタイミングで、
損失を限定するための「ストップ注文」がどうしても必要になると感じました。
次に、各指標についての感想を申し上げます。
ペリドットウェーブは、マリアRCI(MRCI)を補完する指標として有効です。
しかし、銘柄によって、株価下落の際の乖離率が異なるため、
一律に何パーセント乖離すれば底値と断じることはできないと感じました。
一方、マリアRCI(MRCI)は、底値に達する前に、
前のめりに売られ過ぎのアラームを出すことがあります。
そこはやはり、
ペリドットウェーブとの組み合わせで判断することが重要だと感じました。
これは指標の設定日数によっても結果が影響するのかもしれませんが、
設定日数を変えることによる有効性検証は、
今回の調査では踏み込めませんでした。
また、個別株はやはりリスクが高いと感じました。
コロナショックで大きく変動する銘柄もあれば、
ほとんど影響を受けない銘柄もありました。
事前に察知するのは難しいように感じました。
ただし、全体としてみれば、コロナショックにおいて、
ハイテク株は、底値を付けた後、急反発したのと比べ、
金融株は戻りが鈍い傾向がありました。
「銘柄選択で命運が決まる」と言えるかもしれません。
指標の特性に精通した上で、今後の底値考察に活用していこう。
それから、個別株についてだが、経営破綻リスクが一番恐ろしい。
経営破綻すれば、株価はゼロとなり、保有している株式は無価値となる。
その点、複数銘柄の集合体である株価指数は、
構成銘柄すべてが経営破綻しない限り、価値がゼロになることは無い。
そういう意味で、株価指数CFDは、個別株CFDよりも安全といえる。
これはレバレッジ投資に限らず、現物株でも同じことがいえる。
ペリドット少佐、
「コロナショックでほとんど影響を受けない銘柄もあった」
と申していたが、具体的にどの銘柄のことかな?
※掲載のペリドットウェーブは「MA50 -10%」です。
6月2日(火)記事投稿時のグラフをそのまま掲載しています。
今回変更指示のあった「MA50 -20%」ではありませんのでご注意ください。
2020年6月2日投稿記事 【空母建造プロジェクト】 底値考察【COST】Costco Wholesale Corporation
この期間だけ限って見れば、
【COST】は「下落耐性」がとても強いように見える。
だが、CFDの本質からすれば、どうなのだろう?
そもそもCFDとは「差金決済取引」のこと。
つまり本質的には「相場の綾」で儲ける取引手法だ。
ほとんど変動がない、というのは、
儲けるチャンスに乏しい、という見方もできるな。
ですので、【COST】は、CFDによるキャピタルゲインよりも、
配当金を目的としたインカムゲインに適した銘柄だと思います。
安定した元本で、配当金を着実に受け取る、
といった方に向いているように感じます。
だたし、配当利回りは、はっきり言って低いです。
直近で0.93%・・・
多額の元本を投入できる人でなければ・・・
これまで良くても、コストコのビジネスモデルが、
未来永劫通用するという保証はどこにもない。
一社集中の投資は危険だ。
そういう意味でも、やはり、株価指数のほうが無難だろうな。
殿下の仰せの通り、株価指数が無難と思います。
「私は思いのほか、強欲で傲慢」と申したが、
大底のタイミングを待てる余裕があるゆえ、強欲で傲慢でいられるのだ。
レバレッジ投資初心者の私にとって、
率直に言って相場の綾で儲ける知見を持っていない。
むやみに動けば損をする。
だからこそ、慎重に大底を待って、
最善のタイミングでエントリーし、確実に利益を最大化したいのだ。
経験を積むしかないのはわかっているが、
試行錯誤で資金を減らしたくない以上、
むやみに動かず、じっと時が来るまで待つ。
それが、私の結論だ。
今後も、底値考察等のシミュレーションを通じて、
自分なりの知見を積み重ねていきたいと考えている。
時に、マリア少将、前回の戦況報告で、次のように申しておったな。
【リスク管理の重要性】
殿下の狙い通り、底値が底値であったならば、
レバレッジは無限に高くしても大丈夫です。
強制決済に遇うことはありません。ただし、それができるのは、完全に運です。
私たちは神様ではありませんから、
底値を狙う地道な努力が要りますし、
それでもなお、底値を外してしまうものです。鳥居先生が「ストップ注文」の重要性を力説しておられるのもそのためです。
殿下の仰せのように、ストップ注文なしでエントリーする覚悟であるなら、
なおのことレバレッジをむやみに高くするのは危険です。実際にレバレッジをどこまで高くできるのか?
そういった「リスク管理」が必要になると考えます。
2020年6月6日(土)投稿記事
【戦況報告】 2020年6月5日終値 より引用
2020年6月6日投稿記事 【戦況報告】 2020年6月5日終値
底値を当てるのは運だと。
そうであるならば、
「自分の予想はいつも正しい、必ず底値を当てられる」
などというのは、傲慢以外のなにものでもない。
強欲であってもよいが、傲慢であってはならない。
そう思った。
なぜなら、そんな態度では必ず相場のしっぺ返しを食らうからだ。
まだ見えていないものを見るために。
リスク管理について。
レバレッジ投資に対する基本姿勢は、地震の防災に例えるなら、
「巨大地震が起こるまでは、自分の家を建てない」というものだ。
これは、安全を見越した考えによるものだ。
だが、安全はどこまで追求すべきなのだろうか?
いつぞやの熊本地震でもあったように、
震度7の大地震が連続して発生しないとも限らない。
巨大地震が起きて、もう大丈夫だろうと判断して家を建てた。
建てたはいいが、
建てた次の日に、再び巨大地震が起きて、家が倒壊した、
では洒落にならない。
そちらのほうがより重要なのではないか、と考えた。
強制決済のない現物株は強い。
経営破綻リスクにさえ注意すれば、
コロナショック等の巨大地震が起こっても倒壊することは無い。
めったなことでは薔薇の艦隊を再編しないのもそのためだ。
もっと言えば、株価指数ETFが、経営破綻リスクの観点からして最強なのだが、
我々が、神聖アケルナル帝国(S&P500指数)【IVV】と対抗している以上、
これを上回るパフォーマンスを目指したい。
だから現物の優良個別株を保有している。
レバレッジ投資に参戦する場合は、
もっと慎重に、個別株ではなく、株価指数でいく。
その場合、敵国と同じ株価指数ではいけないから、
S&P500指数【IVV】ではなく、
よりパフォーマンスに優れた、ナスダック100【NDX】を採用するのだ。
ナスダック100【NDX】を採用するに至った背景は、よく承知しております。
レバレッジ投資において、
「巨大地震に耐えられる家づくり」とは、どういうことか?
我々が想定しているのは、
百年に一度と呼ばれた「リーマンショック」級の巨大地震だ。
コロナショックは、まだそのレベルにまで達していない。
今後起こりうる二番底が、リーマンショック級になるかどうかは誰にもわからない。
起きてみないとわからない。
だが、こう考えることもできるのではないか?
リーマンショック級の「ロスカットレート」をあらかじめ設定しておけば、
極論すれば、大底を待たずとも、
どのタイミングでもロングエントリーできるのではないだろうか?
リーマンショックを超える巨大地震になったら、
強制決済に引っかかって、もうお手上げだ。
だが、それを言っていたら、シミュレーションが先に進まないので、
一旦、リーマンショック級のロスカットレートを、私なりに算出してみた。
グラフの赤いラインが、ロスカットレートだ。
リーマンショック級の巨大地震にも耐えられる。
さらに保守的なレートでロングエントリーすることになるだろうな。
そうなると、現物株とほとんど変わらないレベルだな(笑)
殿下、ちなみにこのグラフは、
毎週報告している「直近乖離率」のグラフと似ていますね。
直近乖離率は、下落耐性インデックスと似た動きをしています。
ならば、こうしようか。
これまでの議論を踏まえ、今後は、
「ロスカットレート」を重視したレバレッジ投資の在り方を、
より深く検討していく。
大底のタイミングを追求し、
できるだけ大底に近いところでロングエントリーする。
従来は、
「直近乖離率がレッドライン(乖離率マイナス150%)に到達しない限り、
現物株から株価指数CFDへの全面切り替えは決断しない」
としていた。
だが、今後はこの制約を外す。
どのタイミングでエントリーするかは、
プロジェクトチームで熟慮の上、私の責任で最終決断する。
よって、次回の戦況報告からは、直近乖離率のグラフは掲載をとりやめ、
代わりに、今回示した「ロスカットレート考察」を掲載するとしよう。
(次週に続く)
戦況報告は基本週一回を予定しております。