(マイナス4%→プラス3%→プラス3%)
一方で、日本では感染爆発が顕在化している。
2020年4月10日(金)
東京都で新たに189人の新型コロナウイルスの感染が確認された。
都内で1日に確認された感染者数としては、
8日の144人、9日の181人を超え、3日続けて最多人数を更新した。
また、人との接触8割削減を目指す「休業要請」の詳細を巡り、
国と都の調整が終わった。
その結果、都は法律に基づいて事業者に対して、
休業への「協力」を要請することになった。
本来、緊急事態宣言対象地域の知事に権限が付与されているのだから、
小池百合子都知事の自由裁量に委ねれば、
単なる「協力」レベルでない、より実効性のある措置を、
もっと早く断行できていたはずだ。
対応を現場に押し付けているにも関わらず、
口だけは出す中央政府とはいったい何なのか?
一方、国の緊急事態宣言の対象地域に指定されなかった
愛知県、岐阜県、京都府の追加要望に対し、
西村康稔経済再生担当大臣は、
現時点での追加の必要性はないとの見解を示した。
これを聞いて、私は背筋に冷たいものを感じた。
現場の切迫した危機感を顧みようとしない態度。
国民を想う気持ちは、いったいどこにあるのか。