【特別編】
今回は、特別編として、ゲームストップ GameStop Corp.【GME】 を取り上げます。
ゲームストップ GameStop Corp.【GME】
日次終値 90 に対し、ペリドットウェーブ 36.69 です。
個別企業の経営・財務に精通しないと、投資の可否判断が難しいだけでなく、
市場の期待を上回るか下回るかで大きく株価が変動する。
また、今回のゲームストップ【GME】のように、
ロビンフッダーとヘッジファンドの攻防戦で、株価の乱高下を招くこともある。
上位100銘柄の集まった
株価指数ナスダック100【NDX】のほうが、まだ安心できる。
その時代、その時代、注目され、もてはやされるテーマ株は変わる。
石油株がもてはやされた時代もあった。今はハイテク株だ。
コロナ禍でハイテク株が買われ過ぎ、バブルの様相を呈しているから、
いずれこの状態は正常化していくだろう。
だが、見方を変えると、コロナ禍において、
巨大IT企業、GAFAMが、過去最高益をたたきだしているなかで、
しっかりと利益の裏付けがあることは事実である。
金融緩和のジャブジャブで投資先が株式に向けられているのは確かにしても、
利益に裏付けられた買われ過ぎの状態である。
いわば虚像でない株価上昇。
これをバブルと称するのが適切なのかどうかはわからないが、
今後、新型コロナに代わる疫病が蔓延したときであっても、
苦境に対するレジリエンス(回復力)が高いことだけははっきりした。
そういう意味では、
従来の概念とは異なる「新型ディフェンシブ株」と言えるだろうし、
有形ではない無形の付加価値に重きを置くハイテク株は、
有形資産の財務負担にあまり影響を受けることなく、
事業の成長発展に有利とみる。
そういう意味で、
ハイテク株の集合体、上位100銘柄、先頭集団のナスダック100【NDX】は、
今後の資産形成に有望な投資先であると、私は考えている。
ナスダック100【NDX】で資産形成を図った後、
次の手は、複利運用によるインカムゲインの最大化だ。
株価指数CFDによるキャピタルゲイン最大化は、序章に過ぎない。
本章は、あくまでも配当の複利運用。インカムゲインの最大化が目的だ。
高みを目指すには知恵が要る。
段階を踏んで進んでいく。
ヘッジファンドが空売りを仕掛ける気持ちもわかる。
この動きにロビンフッダーが対抗して、
SNSで団結し、一斉に買いを入れ、株価暴騰した。
だが、あくまでも一時的な暴騰劇に過ぎなかった。
ロビンフッダーとヘッジファンドの攻防戦、私にとってははなはだ迷惑だ。
なぜなら、株価乱高下を引き起こす要因になるからだ。
私は、企業活動の長期的な利益成長に応じて、
株価が長期的に上昇していくことを期待している。
そういう意味では、
基本的にはロング(買い)でエントリーしたいと考えている。
よほどタイミングを見極めるに長けたものでなければ、
ショート(売り)で儲けるのは至難の技のように感じている。
だから、私はロング(買い)で行く。
安定的に買いで儲けるには、
できるだけ、なだらかに、徐々に株価が上昇していくのが望ましい。
株価暴落の要因となるヘッジファンドの空売りも規制してもらいたいが、
一方でロビンフッダーの一点集中買いもやめて欲しいものだ。
ファンダメンタルズに応じた適切な株価形成が阻害される。
CFDの視点でいうなら、
ロング(買い)にしても、ショート(売り)にしても、
強制決済のリスクが高まるだけだ。
個別株はこれが際立つ。今回のゲームストップ【GME】が良い例だ。
一方、複数の銘柄を束ねた株価指数CFDなら、振幅が相殺されるため、
強制決済のリスクは一定程度に抑えられるのではないかと考えている。