アックマン氏、ネットフリックス株に3ヶ月投資で損失550億円超
Ackman Loses More Than $430 Million on 3-Month Netflix Bet
ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア・
キャピタル・マネジメントを率いるビル・アックマン氏は、
ネットフリックス株への3ヶ月足らずの投資で
4億3000万ドル(約550億円)強の損失を被った。
これを受け、同氏はネットフリックス株を手放した。
20日の米株式市場でネットフリックス株は
35%安の226.19ドルで取引を終了。
年初来ではS&P500種株価指数の構成銘柄で
最悪のパフォーマンスとなっている。
アックマン氏は、
パーシング・スクエアのファンド全体の
2022年の運用成績がマイナス2%だと指摘。
同氏は過去の失敗によって読み違いをした投資から
早期に手を引くことを学んだとし、
ネットフリックス株売却で得た資金を
他の投資機会に再配分すると説明した。
2022年4月21日(木)Bloomberg より引用
Bill Ackman ditched his stake in Netflix Inc.
after losing more than $430 million on his investment
in less than three months.
Netflix shares tumbled 35% to $226.19 at the close in New York,
making it the worst performer in the S&P 500 this year.
Ackman said his fund overall is down 2% in 2022.
He said he has learned from past mistakes to exit bad bets early.
He said he will * the money from the Netflix stake sale to other opportunities.
redeploy
直近一年の株価推移 2022年4月20日(水)終値現在
橙:S&P500【SPX】
青:S&P500ブル3倍ETF【SPXL】
赤:ネットフリックス【NFLX】
動画視聴の会員数の減少が材料視されたためです。
ヘッジファンドを率いるアックマン氏の手腕をもってしても、
550億円超という多大な損失を被りました。
これ以上の損失拡大を防ぐため、
苦渋の決断で損切を実行したのでしょう。
いい会社だと思って資金を投じても、
期待通りに相場は動いてくれない実例です。
事程左様に、個別株に対する「目利き」は難しいといえます。
ましてや「非実力派」を自認する私としては、
個別株に夢を託すより、
素直にS&P500にレバレッジをかけた【SPXL】への投資のほうが、
よほど堅実であり、
大きなリターンを期待できる賢明な選択だと考えています。
直近一年の株価推移を確認してみましょう。