底値買いに独自指標が有効に機能するか、検証することです。
検証する独自指標は、下記の二つです。
①Peridot Wave(ペリドットウェーブ)
②Maria RCI(MRCI)
独自指標についての説明は、下記のリンクを御参照ください。
2020年5月16日投稿記事 【戦況報告】 2020年5月15日終値
【対象銘柄】
①【薔薇の艦隊】構成4銘柄
②【NDX】構成100銘柄
③【IVV】構成上位100銘柄
【対象期間】※全銘柄一律固定
2019年12月23日から2020年5月15日まで
今回の【SO】Southern Company は、
上記対象銘柄のうち、③に該当します。
それでは、底値考察のチャートを掲載いたします。
底値の乖離率は、-33.06%でした。
SOは、底値を正しく当てることが困難な実例のひとつです。
●3月16日 終値47.62
MRCI -265%
MA50乖離率 -27.62%
●3月23日 終値43.23(底値)
MRCI -259%
MA50乖離率 -33.06%
MRCIについては、-240%から-300%までの範囲内で、
売られ過ぎと判断していることから、
両日とも、MRCIは、売られ過ぎの基準に達しています。
どの銘柄にもいえることですが、
必ずしも「MRCI最低値 ⇒ 底値」というわけではありません。
SOの場合、底値のMRCIは、最低値ではありません。
MRCIの弱点を補うために、ペリドットウェーブを使います。
ペリドットウェーブの設定が重要で、
「売られ過ぎ」と判断するために、
「MA50からの乖離率」をどう設定するかが、重要なポイントになります。
問題は、
「乖離率の基準を厳格化することで、底値に当たる確率が高まるか?」
といえば、銘柄によって異なるということ。
当たる場合もあれば、外れる場合もある。
SOの場合は、-30%であれば、底値を当てることができたでしょう。
しかし、-30%に達することなく底値をつけた銘柄も多数あります。
厳格化すると、厳しすぎてタイミングを外してしまうリスクがあります。
タイミングをできるだけ外さないように考慮した場合、
これまで見てきたなかで、
おおむね乖離率-20%程度を売られ過ぎの基準とするのが妥当と考えています。
そうなると、底値と判断して買い付けた後、
さらに下落した場合に備える必要があります。
どう備えるべきかは、MRCIやペリドットウェーブでは判断できないことです。
別の手立てが要ります。
「底値買いに徹し、利益最大化を図る」
これが、今後起こりうる、コロナショック二番底への対処方針だ。
今年3月に発生した、コロナショック一番底を題材に、
様々な銘柄について「底値考察」してみよう。
多くの実例に触れることで、
これまで見えていなかったものが、見えてくるかもしれない。