【戦況報告】 2020年5月15日終値

ドルチェ
薔薇の艦隊の戦況を御報告申し上げます。

戦況報告は基本週一回を予定しております。

Ⅰ)薔薇の艦隊 株価推移

ドルチェ
はじめに、薔薇の艦隊の「株価推移」を御報告申し上げます。

① 直近一ヶ月


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

② 直近一年


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

③ 直近五年


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

ローズ
直近一週間の動向です。

①日本 緊急事態宣言39県解除
2020年5月14日(木)
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、
安倍総理大臣は14日夜、記者会見し、
39の県で解除することを正式に表明しました。

そして、残る八つの都道府県
(北海道・東京・神奈川・埼玉・千葉・京都・大阪・兵庫)は、
今月21日を目途に解除できるかどうか判断する考えを示しました。

②日本 大阪モデル達成
2020年5月14日(木)
大阪府は14日夜、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、
16日午前0時から休業要請を段階的に解除することを決めました。

吉村知事は会議のあと記者会見し、
「新型コロナウイルスとの戦いは第二のステージに入った」と述べ、
感染拡大を抑えながら、
社会経済活動を可能な限り再開させていく考えを示しました。

③米国 老舗小売大手「JPペニー」経営破綻
2020年5月15日(金)
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
衣料品大手やデパートなど小売店の経営の行き詰まりが続く米国で15日、
大手の「JCペニー」が、
日本の民事再生法にあたる連邦破産法11条(チャプターイレブン)
の適用を裁判所に申請し、経営破綻しました。

エディ
あらためて、米国株ポートフォリオ「薔薇の艦隊」の運用について、
基本方針をおさらいしよう。

【基本方針】

①目的
薔薇の艦隊は「インカムゲインの最大化」を目的とする。

②アプローチ
薔薇の艦隊は「旗艦」と「護衛艦」から構成されるものとし、
インカムゲインの最大化を図るため、それぞれに異なるアプローチ機能をもたせる。

旗艦:成長軌道検証銘柄(増配ポテンシャルに着目したアプローチ)
護衛艦:複利効果検証銘柄(配当再投資に着目したアプローチ)

③旗艦
旗艦は下記三銘柄とする。

主旗艦:マイクロソフト【MSFT】
第一副旗艦:ビザ【V】
第二副旗艦:マスターカード【MA】

④護衛艦
護衛艦は下記一銘柄とする。

護衛艦:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】

⑤配当再投資
旗艦と護衛艦から得られる配当金については、
これを全額、護衛艦へ再投資する。

⑥追加投入
毎月一回、追加投資資金を護衛艦の買付に投入する。

Ⅱ)薔薇の艦隊 評価額

ドルチェ
次に、薔薇の艦隊の「評価額」を御報告申し上げます。

Ⅲ)薔薇の艦隊 評価益

ドルチェ
続きまして、薔薇の艦隊の「評価益」を御報告申し上げます。

プラスなら「含み益」、マイナスなら「含み損」となります。

Ⅳ)旗艦 評価益

ドルチェ
さらに、旗艦三銘柄の「評価益」を御報告申し上げます。

① 主旗艦: マイクロソフト【MSFT】

② 第一副旗艦: ビザ【V】

③ 第二副旗艦: マスターカード【MA】

Ⅴ)護衛艦 評価益

ドルチェ
最後に、護衛艦の「評価益」を御報告申し上げます。

護衛艦: ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】

Ⅵ)所感

エディ
薔薇の艦隊の編成は「現状維持」とする。

「空母建造プロジェクト」の進捗報告は、リーダーのマリア少将、よろしく頼む。

Ⅶ)空母建造プロジェクト

マリア
プロジェクトの進捗状況について報告します。

まず、殿下の訓示をおさらいします。

【エディ王子の訓示】

今後、第二のリーマンショックが到来したとき、
株価暴落の「底値」のタイミングを見極め、
その時点で、現物株から株価指数CFD(ナスダック100【NDX】)
に全面的に切り替えたいと思う。

これはとても重要な意味を持つ。
薔薇の艦隊の編成が、「戦艦」から「空母」へ変貌することを意味するからだ。

「空母」を称する理由は、
買いから参戦するロング、売りから参戦するショート、
強制決済を意識した、ハイリスク・ハイリターンの取引は、
さながら「空中戦」を連想させるからだ。

さらに、ナスダック100【NDX】は、
ナスダック上場の精鋭百銘柄で構成されている。
これはすなわち、空母の艦上に搭載された「百機の戦闘機」のようなものだ。

第二のリーマンショック到来後、我々は空母による戦いで勝ちに行く。

よって、市況の変化を常時観測する専門部隊の正式名称は、
「空母建造プロジェクトチーム」とする。

2020年2月16日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月14日終値 より引用

マリア
殿下の訓示にありますように、
市況の変化を常時観測し、株価暴落の「底値」のタイミングを見極めること。
これが、私たち「空母建造プロジェクトチーム」のミッションです。

2020年5月15日(金)終値現在の直近乖離率は、プラス29%です。

エディ
レッドライン(乖離率マイナス150%)に到達しない限り、
現物株から株価指数CFDへの全面切り替えは決断しない。

全面切り替えがあるにせよ、ないにせよ、事前の戦法考察が必要だ。

執事ドルチェ、CFDデモトレードの利用期間は一ヶ月間であったな?

ドルチェ
はい、殿下。

デモトレードは、5月11日(月)に終了いたしました。

GMOクリック証券によりますと、
利用期間終了後に、再度申込することで利用可能になります。

いかがいたしましょうか?

エディ
それには及ばぬ。

必要になったらあらためて指示するが、
今は、利益最大化の戦法考察がより重要だ。

ドルチェ
かしこまりました。
エディ
ときに、ドルチェ、
現実世界の在宅勤務の状況はどうだ?
ドルチェ
私の在宅勤務は、先月、4月6日(月)から開始しました。

会社方針に基づき、今月末まで在宅勤務が延長となっております。

マイクロソフトのコミュニケーションアプリ「Teams」が大変便利で、
自宅に居ながら情報共有や会議ができますので、通勤の必要性を感じません。

在宅勤務で通勤が無くなったことにより、
肉体疲労の軽減、睡眠時間の確保、余暇時間の有効活用等、
メリットが多いと感じております。

エディ
それは良かった。

コロナ禍でテレワークが一気に普及したのは事実だ。

新型コロナウイルス感染防止の目的で、外出自粛を求められ、
在宅勤務の必要に迫られた感があるが、
こういうきっかけがなければ、テレワーク普及はもっとゆるやかだっただろう。

おかげで、「Teams」を提供する、主旗艦マイクロソフト【MSFT】の株価も、
コロナショック発生前の水準まで回復してきた。
なによりだ。

だが、用心に越したことはない。

米国小売大手「PCペニー」の経営破綻があったように、
消費の低迷、需要の減少はまだまだ続くだろう。

経営破綻の連鎖が株価に与えるインパクトに警戒しよう。

今後、コロナショック「二番底」が発生すると想定して、
事前に「対処方針」を考えておこう。

私が思うに、コロナショックが発生するとは誰も予想できなかった。
株価暴落がいつ発生するのか、予想することは至難の業だ。

私が言いたいことは、それだけ、
ショートエントリー(売り)で利益を上げることが難しいということだ。

私がそもそも、米国株に投資している理由は、
長期的な右肩上がりの成長に期待しているからだ。

それは、これまでの株価成長の歴史を見れば分かる。
空母建造を検討しているナスダック100【NDX】にしてもそうだ。
乖離率推移グラフを見ればわかるように、
百年に一度と呼ばれた「リーマンショック」を乗り越え、
大きく成長を続けている。

リーマンショックを超える「コロナショック」にあっても、
当初予期していたほどには暴落していない。

コロナショックが終われば、
再び、成長軌道に乗って勢いよく伸びていくことが予想できる。

そうなると、我々の投資手法としては、
「暴落時の押し目買い」こそ、最も賢明だと考える。

マリア少将は、これについてどう思う?

マリア
はい、私たちに向いているのは、
殿下の仰せの通り、
「暴落時の押し目買い」だと考えます。

ショートエントリーのタイミングを見定めるのが困難であることに加えて、
なにより、私たちがレバレッジ投資の初心者であること。

無理はできません。
これまで苦労して増やした資産をレバレッジ投資で溶かしてしまうのは、
絶対に避けなければなりません。

それを考えれば、従来通り、現物株での勝利こそ、本来の王道です。

レバレッジ投資は、
乖離率がレッドラインに達するくらいの「大暴落」に達してから、
強制決済のリスクを最小化した上で、
ゆったりとロングエントリー(買い)に臨む。

これこそ、薔薇の艦隊のあるべき姿かと存じます。

相場の綾で儲けようと、寝る時間を惜しんで、
頻繁に「売った買った」を繰り返すスタイルは、私たちには向きません。

エディ
まさにそうだ。

向いている手法は、人によって千差万別なのだから、
「私のやり方が正しく、あなたのやり方は正しくない」という議論は不毛だ。

自分に合ったやり方を選択することが重要だ。
そのためには、うのみではなく、どうしても試行錯誤が必要になってくる。

我々にとっては、これまでの試行錯誤の結果、
現物株でのロング(買い)が基本。
それも優良銘柄に限定。

わかりやすいといえば、わかりやすい。

今後、仮にレバレッジ投資をするにしても、
じっくりと「大暴落の大底」を確認した後、
レバレッジ2倍程度でロングエントリーという、
ゆったりとした投資手法がしたい。

テクニカル分析で学ぶべきことは多々あるが、
今は、ショートエントリー(売り)よりも、
ロングエントリー(買い)に着目しよう。

「底値買いに徹し、利益最大化を図る」

これが、我々の二番底に対する対処方針だ。

いたずらにショートで儲けることは考えない。

今回のコロナショックでも、一番底に達するまでの暴落局面で、
毎日株価の激しい上下変動を繰り返していたのを見て、
強制決済で資産を溶かすリスクが非常に高いことが良く分かった。

そういった危険な大嵐に、薔薇の艦隊が敢えて立ち向かう必要はない。
危ないところには近づかない。

マリア少将、
「底値買いに徹し、利益最大化を図る」
この対処方針に則り、思うところを述べよ。

マリア
はい、底値を見定める指標として、色々なものがあると思いますが、
これまでの状況を整理しますと、下記の二つが考えられます。

①移動平均乖離率
②RCI

①は、すでに乖離率推移グラフで運用しています。
三つの乖離率合算(MA100 + MA200 + MA400)で示し、
「レッドライン(乖離率マイナス150%ライン)」に達した時点で、
「大暴落の大底」と判断します。

これは、リーマンショックの例に倣ったものとなります。

一方、②は、RCI合算を意味する「MRCI(Maria RCI)」を指標とするよう、
殿下から御指示をいただきました。

具体的には、三つのRCI合算(MA5 + MA10 + MA20)で示し、
「マイナス240%からマイナス300%」の範囲にあるとき、
底値圏内にあると判断します。

ただし、殿下から仰せのように、万能の指標は存在しません。
いくつかの指標を組み合わせて、
それぞれの強みを活かし、弱みを互いに補い合って使用するのが常道です。

そういう意味では、①②に加えて、
もうひとつ指標を採用したいと考え、検討を進めてまいりました。

エディ
ほう、それはどういったものかな?
マリア
「移動平均エンベロープ(以下「エンベロープ」)と呼ばれる指標です。

鳥居先生の使っておられる「ボリンジャーバンド」に少し形が似ていますが、
エンベロープのほうが、初心者にも理解が容易であり、チャート自作も簡単です。

エンベロープは「トレンド系」のテクニカル分析で、
基本的には移動平均線との乖離率を、「バンド幅」として表示するものです。

ボリンジャーバンドと違うところは、
ボリンジャーバンドがトレンド発生時にバンド幅が広がり、
トレンド終息時にバンド幅が狭くなっていくのに対し、
エンベロープは、トレンドの有無に関係なく、
バンド幅が常に一定だということです。

私は、このエンベロープを、底値を探るために活用したいと考えました。

具体的には、移動平均線(MA50)を基準として、
そこからマイナス10%株価下落したところを示すようにしました。

表示をシンプルにする目的で、
複数の線でバンドを表示することはせず、線一本だけ示すようにしました。

この線を、私たちの独自指標として採用したいと考えます。

もし、お許しいただけるのであれば、その独自指標の名称を、
「Peridot Wave(ペリドットウェーブ)」とさせていただきたいと存じます。

名前の由来は、ペリドット少佐の髪のウェーブと、
株価変動の波とを掛け合わせたものです。

すでにMRCI(Maria RCI)で、私の名前を冠しておりますので、
今度は是非、ペリドット少佐にも花を持たせたいと考えました。

エディ
ペリドット少佐は、優しい上司を持って幸せだな。

ペリドットウェーブか。

マリア少将、それはチャートに表すとどういう形になるのかな?

マリア
はい、こちらになります。

緑の線が、ペリドットウェーブとなります。

エディ
なるほど、緑の線、
ペリドットウェーブを下回ると、売られ過ぎと見るのだな?
マリア
はい、仰せの通りです。

ただし、底値に達したかどうかは、
紫の線で示された、MRCI(Maria RCI)と組み合わせて判断します。

エディ
良く分かった。

ペリドットウェーブ、独自指標として採用しよう。

ペリドット少佐、マリア少将の心温まる贈り物だな。

これを励みに、ますます奮起精励せよ。

ペリドット
ありがとうございます。

うれしいです。

これからも一生懸命頑張ります!

エディ
そこでだ、ペリドット少佐に頼みたいことがある。

この「底値考察」のグラフ、とても良くできている。

是非、他の銘柄に当てはめてみたい。

様々な実例に触れることで、見えていないものが見えてくるかもしれないからな。

これから述べる銘柄について、底値考察のグラフを作成し、随時報告せよ。

対象期間は、比較できるように一律同一とする。
【NDX】底値考察と同様、2019年12月23日から2020年5月15日までとせよ。

対象銘柄は、次の通りだ。

①【薔薇の艦隊】構成4銘柄
②【NDX】構成100銘柄
③【IVV】構成上位100銘柄

報告は、最低限、グラフ(チャート)の掲載とする。
もし気付いた点があれば、追記せよ。

カテゴリーは「空母建造プロジェクト」にて報告せよ。

報告期限は今年中、2020年12月31日まで。

良いな?

ペリドット
はい、殿下。

承知いたしました。

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