【勝算のある投資】令和式目 ver.2.0 制定

【あらすじ】

薔薇の艦隊の提督、エディ王子は、
長期投資の最適解「積小為大」をコンセプトに、
インヴァスト証券のトライオートETFで、
自動売買プログラムを完成させ、
インデックス・レバレッジ投資に乗り出そうとしていた。

だが、不安要素の存在に懸念を抱いたエディは、
「積小為大」のコンセプトに代わる、「勝算のある投資」を模索していた。

ドルチェ
エディ王子より発表がございます。

米国株投資の基本方針「令和式目 ver.2.0」

エディ
「勝算のある投資」を模索しているなかで、
これまで体験して学んだことを踏まえて、
米国株投資の新たな基本方針を制定することにした。

新たな基本方針の名称は、「令和式目 ver.2.0」と呼ばれるものだ。

振り返れば、今年の2月11日に、
米国株投資の基本方針を定める目的で、令和式目の初版を制定した。

以来、今に至るまで約7ヶ月、実際の運用を通して、
紆余曲折を経て、改善すべきことがあると気付いた。

そこで今回、改訂版という意味で、
「ver.2.0」をリリースすることにしたわけだ。

全部で八箇条から成る。
それぞれの項目について、解説させていただこうと思っている。

第一条:運用目的

第一条:運用目的
米国株投資による資産形成を図り、人生百年時代を豊かに生き抜くこと

ローズ
運用目的に変更はないわけね。
エディ
そうだ。運用目的は初版と同じだ。

●初版の内容については、下記のリンクをご参照ください。

2021年2月11日投稿記事 【できるだけ多く、できるだけ長く】令和式目制定 株価指数CFD ナスダック100【NDX】

第二条:運用目標

第二条:運用目標
S&P500指数【SPX】を上回るリターンを目指すこと
S&P500指数【SPX】は、宿敵「神聖アケルナル帝国」の採用指数であることから、
これを上回ることが目標

ローズ
これも、ブログ開始当初から変わらない目標ね。
エディ
S&P500指数【SPX】をベンチマークとして、
これを上回るリターンを目指す。

このブログでは、ブログ開始当初から、
宿敵「神聖アケルナル帝国」との戦いとして描いている。


【神聖アケルナル帝国の紋章花「ワンビサ」】

第三条:運用対象

第三条:運用対象
S&P500指数レバレッジ3倍ETF【SPXL】
インデックス・レバレッジETFを運用し、増価の複利効果で宿敵を圧倒することが狙い

ローズ
ん?運用対象、変わったわね。
エディ
そう、変わった。というより、変えた。

これまでは、株価指数ナスダック100【NDX】で、宿敵に対抗しようとしていた。

令和式目初版以降、
具体的には下記の投資手法で資産を増やすことを考えていた。

①GMOクリック証券 株価指数CFD 
レバレッジをかけた状態で、株価指数ナスダック100【NDX】を長期保有 
エントリー後、株価急落を経験、その後の反転上昇で含み益となり、利確して撤退 

②インヴァスト証券 トライオートETF 
レバレッジETFをCFDで運用する投資手法 
ナスダック100トリプル【TQQQ】が対象 
「積小為大」をコンセプトに、独自の自動売買プログラムを完成させ、
小さな利益を積み重ねていくことを目論んだが、本格稼働前に撤退

これからは、宿敵が採用しているS&P500指数【SPX】を同軸に据える。
そして、この指数に値動き3倍のレバレッジをかけたETFで、
宿敵とパフォーマンスを競うことにした。

そういう意味では、今後の私のブログは、
「レバレッジは是か非か」という面が強調されることになる。

重要なので繰り返しになるが、
インデックスとは株価指数の意味だが、
これからは、宿敵と同じインデックスを使うことになる。

宿敵との違いは、
薔薇の艦隊は、これにレバレッジをかけること。

ただし、レバレッジは「諸刃の剣」であることに注意が必要だ。
増価を味方にできれば勝てるが、減価で資産を大きく減らすリスクもある。
このことは私も充分に自覚している。

レバレッジ運用の要諦は、減価を避け、増価の威力を活かすこと。

これについて、実際の運用をどうするか考えた。
次の運用戦略を読んで欲しい。

第四条:運用戦略

第四条:運用戦略
薔薇の艦隊は、下記の二つのミッションを遂行する

①ミッション【上値追撃】:株価上昇局面に対応し、上値で買い、
              上昇継続でリターンを最大化すること
②ミッション【底値迎撃】:株価下落局面に対応し、底値で買い、
              反転上昇でリターンを最大化すること

【上値追撃】の判断は、随時&任意とする
【底値迎撃】のタイミングは、テクニカル指標「マリアRCI」に基づいて判断する
【底値迎撃】の投入金額は、ドローダウンの規模に応じて適宜判断する

これに伴い、薔薇の艦隊は、下記の二隻を実戦配備する
①ミッション【上値追撃】を遂行する目的で、空母「プリンセス・ローズ」を実戦配備
②ミッション【底値迎撃】を遂行する目的で、イージス艦「ホワイトプリンス」を実戦配備

ローズ
うーん、この説明だけでは理解するのが難しいわ。
エディ
言葉で詳しく説明しようとすると、どうしても長くなってしまう。

だが、何がしたいのかを簡単に言うと、
株価が上昇しても、下落しても、リターンが追求できるようにする戦略だ。

上昇の場合は、【上値追撃】でリターンを最大化する。
下落の場合は、【底値迎撃】でリターンを最大化する。

【上値追撃】のミッションは、空母「プリンセス・ローズ」が活躍する。
【底値迎撃】のミッションは、イージス艦「ホワイトプリンス」の出番だ。

そう、「迎撃」という言葉にちなんで、
イージス艦を今回新たに誕生させたのが、初版から変化したポイントだ。

ローズ
イージス艦「ホワイトプリンス」・・
ホワイトプリンスとは、エディの称号・・

つまり、私に代わって、
エディが【底値迎撃】に奮闘してくれるというわけねww

エディ
百発百中で迎撃できる自信はないけど、頑張るよ。
ローズ
あらら・・大丈夫?
エディ
百発百中は難しいかもしれないが、それなりに勝算はある。

これまで、テクニカル分析を学んできたなかで、
独自のテクニカル指標「マリアRCI」が、
【底値迎撃】に一定の効果があることがわかった。

そこでだ。
マリア少将に命じたいことがある。

マリア
はい、殿下。
エディ
S&P500指数レバレッジ3倍ETF【SPXL】について、
これから、マリアRCIを使って、
「売られ過ぎ」「買われ過ぎ」を評価して欲しい。

「売られ過ぎ」と評価されたとき、
底値買いのタイミングと判断することにしよう。

マリア
はい、かしこまりました。
エディ
それから、ペリドット少佐、
そなたには、ドローダウンの推移を監視して欲しい。

ドローダウンとは、最高値からの下落率のことだ。
ドローダウンの規模に応じて、底値迎撃に投入する資金の量を調整したい。

薔薇の艦隊の勝利のために、皆の力を結集しよう。

ペリドット
はい、殿下、承知いたしました。


【薔薇の艦隊の紋章花「清流」】

第五条:運用戦術

第五条:運用戦術
各ミッションにおける運用戦術を下記に定める

①ミッション【上値追撃】:株価2倍でロングポジション25%利確
              利確で得られた現金を【底値迎撃】へ編入

②ミッション【底値迎撃】:株価2倍以上&最高値更新でロングポジション75%利確
              利確で残ったロングポジションを【上値追撃】へ編入

ローズ
うーん、難しくてよくわからない・・・
エディ
細かい数字のことはいったん横に置いて、簡単に説明すると、
ある程度株価が上昇したら、含み益の一部を利確しよう、ということだ。

「行って来い」で、含み益をモノにできなかったとしたら、悔しいだろう。

で、【上値追撃】の場合、利確で得た現金を、次回の底値買いに使えるようにする。

一方、【底値迎撃】の場合も、現金化した資金を次回の底値買いに充当するが、
ポジションを一部残して、さらなる上値で利益が得られるよう、
【上値追撃】の空母「プリンセス・ローズ」に編入、
つまり、差し上げる、ということだ。

「利確で相互に助け合う」というイメージかな。

第六条:運用期間

第六条:運用期間
2021年9月5日から2031年9月5日までの10年間

ローズ
10年間にこだわるのは、相変わらずねww
エディ
長期投資のひとつの目安として、
私は「10年間」という期間を設定している。

別に10年でなくてもいい。

20年でも50年でも長期投資に変わりはないのだが、
私も含め、生きているかどうか、という問題があるので、
とりあえず、10年先を見据えて運用しましょう、ということだ。

第七条:評価方法

第七条:評価方法
【SPX】と【SPXL】の資産増加倍率の比較で優劣を評価する
計算式は下記の通りとする

資産増加倍率=口座時価 / 口座簿価(米ドルベース)(単位:倍)
口座時価=ロングポジションの評価額+待機資金(米ドルベース)
(待機資金は利確で得られた現金も含む)
口座簿価=口座入金額合計(米ドルベース)

なお、薔薇の艦隊は、マネックス証券の特定口座で運用するものとする

優劣比較のため、
【SPX】については、同額入金&永久保有で運用したものと仮定する

資産増加倍率の推移は、これをブログで週次報告するが、
最終評価は、運用期間の終了時点とする

ローズ
口座の時価と簿価で評価するというのが斬新ね。
エディ
待機資金や、利確で得た現金も含めて評価しないといけない。
そのときに持っているポジションの評価額だけでは、全体像がわからないからだ。

ここに書いたように、口座は、マネックス証券の特定口座を使用することにした。
マネックス証券への資金移動は完了しているが、
まだ日本円のままなので、これから米ドルへ変えようと思っている。

ちなみに、CFDのときは、日本円のまま運用ができたが、
レバレッジETF単体で運用しようとすると、
「為替振替」で日本円から米ドルに変える必要がある。

ひと手間かかるが、こればかりはやむを得ないことだ。

第八条:信条

第八条:信条
【一途一心】(いちずいっしん)
株価が上の方向、下の方向、
どちらに動いても、利確するチャンスが得られる仕組みであるから、
株価変動に狼狽することなく、未来の勝利を信じて、
ひたむきに運用を続けていこう

ローズ
一途一心は、初版のときと同じ言葉ね。
エディ
そうだ。初版のときと意味合いが違うのは、
GMOクリック証券における株価指数CFDで、株価下落の際、
待機資金(余力)が人質に取られ、底値買いしたいときに余力がなく苦労する、
という難点があった。

CFDとはそういう構造を内包するものであり、
私の理解不足が招いた苦行であったことは否定できない。

「底値買いしたいときにできないことを耐え忍ぶ」ために、
「一途一心」という言葉が心のよりどころとなったのは、
なんとも皮肉な話である。

結論として、株価指数CFDは、
私の望む投資手法とは相容れなかったということだ。

その点、今回は、レバレッジETF単体で運用することによって、
待機資金(余力)が人質に取られる心配がない。

安心して底値買いできる環境が整った。

利確のチャンスが増えたので、
未来の勝利をこれまで以上に信じることができる。

だから動揺したり、狼狽する必要はないんだよ、
安心して、ひたむきに運用を続けていこうね、という意味だ。

概念図


ローズ
赤い矢印が【上値追撃】で、空母「プリンセス・ローズ」の動きを示し、
青い矢印が【底値迎撃】で、イージス艦「ホワイトプリンス」の動きを示しているというわけね。
エディ
そうだ。赤い矢印は、ひたすら上値を追い続けるイメージだから、
ひとつの矢印で表現できる。
そういう意味では、【上値追撃】はシンプルだ。

一方、【底値迎撃】は複雑だ。
青い実線の矢印がたくさんあるのは、
ドローダウンの規模によって、どこまで暴落するのかが異なり、
底値買いの位置が変化するからだ。

【SPXL】は、レバレッジ3倍だから、
大暴落に遭遇した場合、減価の作用によって、
限りなく「0」に近づいていくことになる。

ただし、決してマイナスになることはないし、
株価指数CFDと違って、強制決済で退場させられる心配もない。

これは精神的に安心が得られる重要な要素だ。

底値が見極められるまで、資金を待機し、
ここぞというときに、一気に大規模な底値買いを実施する。
そういった姿が理想だ。

暴落の規模によって、
【底値迎撃】にはいろいろなパターンが想定できるからこそ、
あらゆる事態に対応するには、
あらかじめ、ここまで暴落したらこれだけ投入する、
という「想定訓練」のようなものが必要だと感じている。

暴落して慌てて狼狽売りするような精神状態では、決して勝てない。
そういうことが段々私にもわかってきた。

狼狽売りする必要のない、
安心できる仕組みを事前に作り上げることがどれだけ大切なことか、
そのことがよくわかってきた。

だから私は、こうして基本方針を定めておくのだ。
もちろん、金科玉条ではなく、
今後の投資経験から得られる知見を活かすことは重要で、
この令和式目も、改訂を重ねることになるのかもしれない。
ver.3.0がリリースされるのも、意外と近い将来なのかもしれない。
それだけ投資の世界で生き抜く知恵が蓄積された証拠なのかもしれない。

話を戻そう。

【底値迎撃】で、大規模な底値買いができるかどうかについて、
ここで、トライオートETFについて、私の見解を述べておきたい。

トライオートETFもCFDのひとつだが、
あらかじめ設定したトラップ(エントリーレート)ごとに、
手持ち資金を配置させるわけだが、
その際、CFDとしての性質上、証拠金が必要となる。

トラップ(エントリーレート)の数が増えることは、
エントリーのチャンスが増えることを意味するが、
半面、手持ち資金が分散配置されることを意味し、
強制決済を避けるため証拠金を充分に充てる必要もあって、
トラップひとつ当たりの枚数を減らさざるを得なくなり、
結果として利確効果が弱くなってしまうのだ。

それに加えて、金利コストの問題もある。
利確幅を広げるほど、トラップひとつ当たりの利益を増やすことができるが、
利確レートに到達するまでの時間が相対的に延びることになる。

そうなると、毎日課金される金利コストがじわじわと効いてくる。
塵も積もれば山となる。

利確するまでの間に、金利コストの累積で利益が相殺されてしまうのだ。

これまでは歴史的な低金利政策の恩恵を受け、
金利コストの累積が少ないうちに、株価上昇で利確され、
大きな利益を実現することができたが、
そういった恵まれた環境が、これからも長期に渡って続く保証はないと思う。

金利コストをめぐる時間との戦いに精神を擦り減らすのは、
私の投資手法にそぐわないと判断した。

もっとも、全否定するつもりはない。
トライオートETFの自動売買プログラムには、それなりの利点があり、
使いようによっては、大きな利益を得ることができる。

そのことは充分承知のうえで、
それでもなお、私は、CFDに頼らない投資手法、
レバレッジETF単体での手動売買が私には向いていると感じている。

向いているか向いていないかの見極めは重要だ。

長期に渡って、持続可能な投資手法に出会えるかどうかで、
運用期間中の精神状態にも大きく影響するからだ。

前回の投稿記事の深田恭子の話ではないが、
「適応障害」のような精神状態では、投資を長く続けられるわけがない。

実際に、株価指数CFDのGMOクリック証券や、
トライオートETFのインヴァスト証券に口座を開いてみて、
一度実際に触れてみたからこそ、色々なことを体感として理解できた。

だから初版制定以降の約7ヶ月間は、
GMOクリック証券やインヴァスト証券で、
多くの学びの機会を得ることができたという意味で、
有意義な体験をさせていただいたと素直に感謝している。

私は、長きに渡って安心して投資を続けたいと望む立場から、
これからは、この「令和式目 ver.2.0」で示した通り、
マネックス証券の特定口座において、
レバレッジETF単体で、長期的な資産形成を図っていこうと決意している。

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