【ゴルゴ13×外務省 海外安全対策マニュアル より引用】
「ゴルゴ13」は「デューク・東郷」と言うんだけど、
なんで「デューク・東郷」って言うか知ってる?
(さいとうさんは)全然勉強しなかったんだって。
学校の時、全部答案を白紙で出していたらしいんだな。
そしたら
「おい、さいとう、白紙で出すのは勝手だけど責任取らないと駄目だ。
名前くらい書けるだろ?書け!」と。
怒鳴りつけた先生が東郷さんだった。
あれだけインターナショナルな小説ってあるかね?
冷戦が基本的に終わった1989年というのはすごい年ですよね。
ベルリンの壁が崩落したんですけど、
あの時に、あぁ「ゴルゴ13」終わるな、とそう思ってたんだけど、
ずっと続いて以来、二十数年。
別のインターナショナルな話題はいっぱいありますから、
そういった話題をちゃんと取り続けているのはなかなかのもの。
さいとう・たかをさんというのはそういう人。
これだけ(「ゴルゴ13」を)
インターナショナルなものにしたっていうのはなかなかなもの。
暗殺するスナイパーの話だから暗い話で終わるはずが、
あまり暗くならないところもあの人の * * 力のすごいところ。
いずれにしてもちょっと惜しい人が亡くなったなぁ、
という感じが正直なところ。
外務省なんか随分、版画を使わせてもらったりして、
あれは全部ただでもらいましたんでありがたかった。
●2021年9月30日(木)ANN Newsより引用
構想
「ゴルゴ13」のファンで知られる麻生太郎氏が、さいとう氏の死を悼んだ。
麻生氏は繰り返し「インターナショナル」という言葉で絶賛した。
1968年連載開始以来、
当初は東西冷戦に関わるエピソードが多かった「ゴルゴ13」。
冷戦終結後、連載が途切れることなく長く続いた理由は、
時代に即応した話題を、積極的に取り入れたからである。
例えば、鳥インフルエンザ、サイバー攻撃、仮想通貨、といったように。
題材は探そうと思えばいくらでもある、ということだ。
それを長年実行したのがさいとう氏であり、
その努力を麻生氏は「インターナショナル」という言葉で称賛しているわけだ。
そういう意味では、漫画の世界だけでなく、投資ブログという世界も、
「インターナショナル」な話題に事欠かないわけで、
無限の可能性を秘めている。
例えば何千とある個別株なら、
それぞれに企業の栄枯盛衰の歴史があるように、
深掘りできる題材に満ち溢れている。
漫画にせよ、ブログにせよ、
普段から作者がどれだけの好奇心を持って世の中を見ているか、
そういった姿勢が問われていると感じた。
当ブログの著者、執事ドルチェには、もっと努力してもらわねばな・・
ドルチェの奴、投資のことそっちのけで、
美食探訪専門のレポーターになりつつあるからなww