私たちの課題。
暴落の際「底値でロングエントリー」できるようになること。
そこで、さまざまな暴落を検証しながら、
底値買いの精度を高めていきたい。
題して「底値迎撃演習」だ。
絶妙なタイミングで底値を迎え撃つ。
今回は、昨日2021年6月22日に安値更新した、
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン【BTC】を検証することにしよう。
あらためて、テクニカル指標「マリアRCI」について、簡単におさらいしよう。
「マイナス240%以下」になったら「売られ過ぎ」と判断し、
底値買いのタイミングとみなす。
これをビットコインの直近の動きにあてはめてみよう。
上記のグラフは、
直近最高値(2021年4月14日 $64,778.00)から、
安値更新(2021年6月22日 $28,901.80)までの推移を示している。
この期間、マリアRCIが、何回「売られ過ぎ」とアラームを発出したか?
答えは1回だ。
緑の丸で囲んだタイミングに相当する。
1回だけアラームが出た。
その時点で底値買いして、そのまま保有していたら、
今回の安値更新で含み損を抱えたことになる。
反転上昇して含み益があるうちに売却して、
利益確定しておくのが賢明だった事例といえる。
そして、さらに重要なことは、
今回の安値更新(2021年6月22日 $28,901.80)は、
大底と判断するには時期尚早であるということ。
なぜなら、底値判定の基準「マイナス240%以下」に、
いまだ達していないからだ。
現時点(6月23日19:58現在)では値を戻している($34,251.10)が、
このまま上昇が続くのか、それとも再度安値更新に向かうのか、
それは神のみぞ知る世界だ。
私は予想屋ではないから、
「必ずこうなる」と断言できないし、断言するつもりもない。
予想より事実で動くことが大切だ。
底値と思っても、さらに暴落し、
二番底や三番底が待ち構えているかもしれない。
余剰資金を一度に全力買いに使ってしまうと、
以降余力を失い、二番底、三番底が来た時に、
底値買いできる好機を逃してしまうことになる。
そんな事態は避けるべきだ。
だからこそ、
「二番底や三番底をつけるのは当然」
という前提でいるのが安全だ。
そこで、あらかじめ余剰資金を分割しておき、
底値判定のアラームが出たタイミングでそれぞれ即応できるよう、
準備をしておくことが重要だ。
これこそが「攻勢防御」の要諦だろう。