Ⅰ)女帝からの親書
ドルチェ、これに。
フォーマルハウト王国 サダルメリク三世国王陛下
人間の一生は誠にわずかの事なり。
好いた事をして暮らすべきなり。夢の間の世の中に、
好かぬ事ばかりして、
苦しみて暮らすは愚かな事なり。神聖アケルナル帝国 エリダヌス七世
女帝の真意は、我々に対する「宣戦布告」であろう。
して、父上(サダルメリク三世国王)は何と?
Ⅱ)開戦の詔勅
「開戦の詔勅」を発布するゆえ、
薔薇の艦隊の提督たる殿下に、急ぎ軍議を開くようにと。
今や戦国無双の精強を誇る無敵艦隊だ。
よもや負けるとは思わん。
同盟を結んでいる実家(アルナイル大公国)からも、
常に備えを怠るなと。
投資に絶対は存在しない。
米国株ポートフォリオのあるべき姿は、市況に応じて変化するものだ。
私は艦隊再編の過程で学んだ。
永久保有にこだわるのは愚かなことであると。
よって、「ポートフォリオの最適化」を常時不断に追求する姿勢が求められる。
財務推移のデータソース「Morningstar」の仕様変更に伴い、
こちらも格付審査の項目を見直すことにしよう。
ドルチェ、準備にかかれ。
それから、父上に伝えてほしい。
開戦の詔勅の件、謹んで拝命いたしました、とな。
神聖アケルナル帝国から女帝の親書が届きました。