【長期投資の最適解】
インヴァスト証券のトライオートETFの自動売買が、
7月31日(土)から発注制限されることになった。発注制限の対象は、
レバレッジETFのひとつ、ナスダック100トリプル【TQQQ】である。これを受け、エディ王子は自動売買プログラムの作成に着手した。
認定ビルダーの考え方に学びながら、
昨日、2021年7月24日(土)、
エディ王子が長期投資の最適解と考える自動売買プログラムが完成した。
それは「ロングポジションの長期保有こそ長期投資の王道」という考え方だ。
その後、長期金利上昇に端を発した暴落に直面し、
含み損が大きくなったときに感じたこと。
「長期投資は修行の如しとはいえ、
ただ我慢することが本来の修行なのだろうか」
あるべき姿に疑問を感じたのだ。
「相場は右肩上がり」を信じて、
含み損が含み益に転ずることをただ祈ることが修行の意味なのだろうか。
単なる苦行ではないか。
なにより他力本願ではないか。
修行の本来の姿はそんなものではない。
受動的ではなく、能動的に、自力本願で道を切り拓くのが本来の姿だ。
そこで、理想的な長期投資の姿を思い描いてみた。
「底値でロングエントリー」これは必ずできると。
テクニカル分析に可能性の光を見い出そうと試みた。
検証の結果判明したこと。
コロナショック級の暴落で通用する指標のパラメーターが、
リーマンショック級の暴落で通用するわけではないと。
ならば、来たるべき暴落に備え、余力をどれだけ待機させるべきか?
反対に、昨今の株価上昇に対し、
天井とみて、どれだけ利確するのが適切か?
未来の相場は不確実性に満ちているから、
そういった問いに正しく解答を出せる万能な指標は存在せず、
テクニカル分析に期待しすぎるのは禁物だと再認識した。
底値と天井を見極めるのは至難の業。
テクニカル分析に理想と可能性を追い求めるのではなく、
脚下照顧して、現実的な長期投資を目指そう。そう思った。
こうして、新たな投資手法を模索していたところに、
インヴァスト証券のトライオートETF自動売買という
素晴らしい投資手法を発見した。
そこで、7月14日、ロングポジションを
GMOクリック証券からインヴァスト証券へ全面移行することを決意した。
◆当時の記事は、下記リンクをご参照ください。
【戦力強化】GMOクリック証券からインヴァスト証券へ全面移行します!
ナスダック100トリプル【TQQQ】のようなレバレッジETFを、
CFDで自動売買できる、とてもユニークなシステムだ。
自動売買のプログラムも、既製のものを使うこともできるし、
自分の考えを反映させたオリジナルのものを作ることもできる。
私はそこに可能性を感じた。
著名な認定ビルダーから参考にさせていただくことも多々あり、
私は、長期投資の最適解は次のようなものだと考え、
それをトライオートETFの自動売買プログラムに反映させることにした。
これはもともと二宮尊徳翁の教えで、
小さな努力の積み重ねが大切と説く。
この教えにならおうと思う。
この教えを長期投資に置き換えると、
短期的な小さな利益の積み重ねこそ、長期的に大きな利益をもたらす。
同じ長期投資でも、初めに大量投入して、
十年後なら十年後にふたを開けるまで放置するのではなく、
ボラティリティに応じて、こまめにロングエントリーを実行し、
相場の上昇局面で確実に利益が得られるようにする。
そして、今そこにある含み益を、たとえ小さな金額でも構わないから、
少しずつ利確して実現益を積み上げていく。
そういった地味な売買の繰り返しが、
将来大きく花を咲かせ、実を結ぶことになる。
なぜか。
「行って来い」の相場を例にするのがわかりやすい。
無為無策(すなわち放置)では芸がないではないか。
無為無策でプラマイゼロで終わるくらいなら、
利益最大化のため、上がって戻ろうと、下がって戻ろうと、
こまめに利確を繰り返すのが最善の策だ。
ゆえに、長期投資は長期保有と同義ではない。
長期的に右肩上がりに株価上昇することを期待しながらも、
短期的に暴落が勃発し、
底値をつけて最高値まで戻す「行って来い」
の相場が発生することは充分に想定できる。
だからこそ、行って来いの相場で、黙って含み損を我慢するのではなく、
知恵を巡らせて危機を好機に転ずることが、
真の意味での修行の姿だと思うのだ。
私はそう信じている。
そういった考え方が長期投資の最適解だと信じ、
そういった考え方をもとに、オリジナルの自動売買プログラムを完成させた。
下記は、プログラムの内容と、インヴァスト証券のマイページの画像である。
あとは、相場の変動に応じて、
私が「こうなったらこうする」と決めた通りに自動的に売買が実行される。
レバレッジETFの「減価」という弱点を逆手に取り、
そのボラティリティの高さを、CFD運用で利益最大化に活用する。
差額で稼ぐのが差金決済取引(CFD)の真骨頂だからだ。
プログラム作成に際し、どんな暴落にも耐えられる設計にしたから安心だ。
今後、ナスダック100トリプル【TQQQ】が前代未聞の大暴落に遭遇しようとも、
仮に$1にまで下落しても安心して続けられるようにプログラムした。
無論、そんなことにはならないと思うが、
まさかの事態に備えておけば、枕を高くして眠ることができる。
今後十年間、自動売買に任せて、
私はローズやマリア、ペリドットやドルチェとともに、
自由を謳歌するとしよう。
薔薇の艦隊に栄光あれ。
そして、同志諸君の健闘を祈る。
これまでの御愛読、本当にありがとうございました。(完)
私の長期投資への哲学が込められている。
これが最適解と自負している。
プログラムを作成するにあたり、私が念頭に置いたこと。
「長期投資で勝つということはどういうことか?」
まず、一般的な長期投資の姿を図にまとめてみた。