【戦況報告の概要説明】
2021年2月11日、物語の主人公、エディ王子は、
五箇条から成る米国株投資の基本方針「令和式目」を制定した。一、運用対象: 株価指数CFD ナスダック100【NDX】
二、運用方針: 「できるだけ多く、できるだけ長く」
三、注力事項: 「強制決済の回避」
四、追加投入: 「底値でロングエントリー」
五、信条: 「一途一心」令和式目の要諦は、株価指数の長期保有である。
従来の戦略は、
戦艦(個別株)による大艦巨砲主義といえるものであった。だが、時代の変化に柔軟に対応するには、大艦巨砲主義は脆弱。
熟慮の末、薔薇の艦隊の主力艦は、
空母(株価指数)であるべき、との結論に至った。ナスダック100【NDX】は、
ハイテク上位100銘柄の株価指数である。今後の成長が期待できるハイテク銘柄を基軸としながら、
常時上位100機の精鋭戦闘機を有する空母、
これを薔薇の艦隊の主力艦とする。さらに株価指数CFDを活用し、レバレッジをかけることにより、
急速かつ大幅な資産拡大を目指す。レバレッジの威力で、
宿敵神聖アケルナル帝国(株価指数 S&P 500【SPX】)を圧倒する。レバレッジをかけたロングポジションを、
この物語では、空母「プリンセス・ローズ」と称する。令和式目制定の同日、ロングエントリー10枚を敢行した。
空母「プリンセス・ローズ」の誕生である。以後10年間、ロングポジションを維持する。
幾多の暴落(荒波)に見舞われることになるだろうが、
強制決済を回避しながら、資産形成を図っていく。週次戦況報告は、長期戦の記録である。
2021年2月11日投稿記事【できるだけ多く、できるだけ長く】令和式目制定 株価指数CFD ナスダック100【NDX】
Ⅰ)薔薇の艦隊 評価益
プラスなら含み益、マイナスなら含み損を意味します。
Ⅱ)株価指数の推移
株価指数 ナスダック100【NDX】と、
株価指数 S&P 500【SPX】の比較です。
【直近一年】
青:株価指数 ナスダック100【NDX】 Nasdaq-100 Index(薔薇の艦隊 空母「プリンセス・ローズ」の採用指数)
橙:株価指数 S&P 500【SPX】 S&P 500 Index(宿敵神聖アケルナル帝国の採用指数)
Ⅲ)所感
4月2日(金)は休場だった。
一方、CFDは時間外取引があるため、
4月2日(金)米国早朝(日本同日22:15)まで開場していた。
空母の評価益グラフは、CFDのクローズ時点の評価益である。
今週のCFDがクローズされる45分前、米国雇用統計の発表があった。
日本時間4月2日(金)21:30に発表された、3月の米国雇用統計は、
非農業部門雇用者数が前月比91万6,000人増と、
市場予想の64万7,000人増を上回った。
雇用回復を裏付ける数字だ。
市場への影響。
ダウ有利、ナスダック不利と出た。
一分足のCFDチャートを比較してみよう。
チャートの時刻は日本時間。
21:30に雇用統計の発表を受け、大きく株価が変動した。
発表直前と比較すると、ダウは高値引け。ナスダックは安値引け。
【ダウ(米国30)のCFDチャート】
【ナスダック100(米国NQ100)のCFDチャート】
私は懐疑的だ。
なぜなら、金融株に不穏な動きが見られるからだ。
米投資会社アルケゴスの不透明なレバレッジ取引による損失問題。
日本の金融機関も同社との取引に関連して、
損失を計上する可能性を示した。
金融セクターの損失連鎖危機だ。
もし世界金融危機の発生が懸念される状況となれば、
ダウに含まれる金融株は大きな打撃を受けることになる。
一方、ナスダック100【NDX】は、構成銘柄に金融株を含めていない。
金融株を除外した株価指数である。
ハイテク株の集合体だ。
ハイテク株にはハイテク株なりのボラティリティが存在し、
金融株には金融株なりのボラティリティが存在する。
だから、ダウとナスダック、どちらが有利なのかは断言できない。
少なくとも確実に言えるのは、
「これからはダウの時代だ」と一方的に決めつけるのは危険だ。
最後に、空母の暴落遭遇履歴を示して、
今週の戦況報告を終えることにしたい。