下鴨茶寮(しもがもさりょう)
食事が始まるまでの「間の取り方」に作法の美を感じます。
上品な松茸の香りを楽しみました。
振り返ると、今年は色々な鮎の味わい方を楽しめました。
【鉢物 小蕪(こかぶ)・瑠璃茄子(るりなす)・栗麩・車海老・水菜】
【焼物 秋鮭味噌幽庵焼き・蓮根・鼈甲生姜(べっこうしょうが)】
【強肴 〆鯖(しめさば)・もって菊・梨霙酢(なしみぞれず)】
秋の食材を満喫しました。
下鴨茶寮の皆さん、ありがとうございました。
どうやら隣の個室は海外観光客のようでした。
英語で応対している仲居さんの声が、
かすかに聞こえてきました。
国際観光都市たる京都も、
かつての賑わいを取り戻しつつあるようです。
献立の内容を、
日本人に日本語で説明するのも知識が要るのに、
それを英語で説明するとは・・
ご苦労様なことです。
文化のベースが違うのですから、
言葉だけでどこまで伝わるか・・
外国人にとっても、
自分の国に存在しないものを、
説明を受けて完全に理解できるものではないはずです。
とにかく「見て」「食べて」「感じて」もらうしかありませんね。
京料理とはこういうものだと。
秋の味覚を求めて、
京都の下鴨茶寮で懐石料理を楽しみました。