コカ・コーラ【KO】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
株主還元に積極的なことから、インカムゲイン投資家にも人気が高い。
確かに、コカ・コーラ【KO】の財務推移を見ると、
「配当総額の増加」と、
上記のグラフには示されていないが「株式数の減少」という形で実証されている。
ただし、私の考えでは、
この銘柄は配当目的で長期投資の対象とするのは不適切である。
なぜなら、増配ポテンシャルが欠如しているからだ。
配当原資とすべきフリーキャッシュフローを超過した配当支払となっており、
実力に見合ったものになっていないのが問題だ。
収益力を高め、フリーキャッシュフローを増加させる経営が必要である。
さらに、株価推移を見ると、S&P500指数に劣後していることに加え、
株価収益率、すなわち「PER」が32.09倍(2019年9月13日終値現在)と
比較的割高であることも、投資を躊躇する理由として挙げられる。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!