【美食探訪】西教寺 2021年11月

エディ
聞くところによると、
伝教大師最澄が唐から持ち帰った幻の菊が、
精進料理で味わえるという。

執事ドルチェ、調べてまいれ。

ドルチェ
かしこまりました。

早速現地調査に向かいます。


【西教寺のパンフレット】

西教寺(さいきょうじ)

西教寺 公式サイト

ドルチェ
こうして私は、妻を伴い、
比叡山のふもと、坂本の西教寺を訪れました。

西教寺は明智光秀の菩提寺でもあります。


【明智光秀 2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」公式サイトより引用】


【明智光秀の居城「坂本城」の城門を移築した西教寺総門】


【西教寺の紅葉】


【最澄が唐から持ち帰った幻の菊「坂本菊」】

ドルチェ
坂本菊がなぜ幻の菊とされているのか、
西教寺によると下記の説明がありました。

【坂本菊について】

坂本菊は、比叡山の開祖最澄が唐から薬用として持ち帰ったと伝えられています。

花びらが筒状になっている大変珍しい食用菊です。

坂本菊は栽培に大変な労力が必要で、
また栽培した農地は約5年もの間は栽培することができない
という大変貴重な幻の食用菊といわれています。

●西教寺パンフレットより引用

ドルチェ
西教寺でしか味わえない幻の坂本菊のフルコースを堪能しました。

その名も「菊御膳」。
紅葉の季節、期間限定の精進料理です。


【精進料理「菊御膳」のお品書き】


【食前酒「菊酒」】


【先付「胡麻豆腐の菊添え」】


【酢物「菊なます」】


【蒸物「菊のあんかけ饅頭」】


【揚物「菊の天婦羅」】


【椀物「秋のかほり」】


【御飯「菊寿司」】


【吸物「菊のすまし汁」】


【香物「菊の一夜漬け」】


【水菓子「菊のゼリー」】


【菊御膳の幟】

ドルチェ
ごちそうさまでした。

菊御膳を味わうひとときは、これぞ「真の贅沢」といえるものでした。

わざわざ案内してくださった料理長と調理配膳の皆さん、
素敵な時間をありがとうございました。

エディ
(天からの指令)役目大儀であった。

では、菊御膳を王室指定の特別料理に採用しよう。

ドルチェ、錦秋の西教寺をゆっくり散策するがよい。


【西教寺客殿から眺める小堀遠州の庭園】

ドルチェ
江戸初期の大名茶人、
小堀遠州(こぼりえんしゅう)は、作庭の名人でもありました。

京都や滋賀を中心に、
各地の寺院に小堀遠州が手掛けた庭園が残されています。


【西教寺の紅葉】


【明智光秀 辞世の句】

ドルチェ
修行において、順境も逆境も同じひとつの道。

投資の心構えもこうありたいものですね。

境内にある明智光秀の墓前に手を合わせました。

西教寺の寺領は広大で、
琵琶湖を一望できる山麓に数多くの伽藍があります。

本堂の御本尊、阿弥陀如来像は、荘厳な雰囲気を漂わせていました。
心穏やかな毎日が続くよう、仏様にお祈りしました。


【西教寺の大銀杏】


【西教寺の紅葉】

ドルチェ
日本国内でコロナ禍が小康状態となるなか、
外国人観光客が少ない今のうちに、
紅葉狩りを兼ねて美食探訪を満喫できて良かったと思います。


【帰路 琵琶湖夕景】

2 件のコメント

  • エディ王子様、こんにちは^ ^
    お寺の精進料理は実際に目にした事がなく
    とても興味深く拝見いたしました。
    坂本菊のフルコース
    菊の色がとても映えて美味しそうですね♪
    写真の撮り方が良いのかな(*´꒳`*)
    貴重なお写真ありがとうございました。

    • mackeyさん、こんにちは。
      薔薇の艦隊のエディです。
      ご無沙汰しています。
      お元気ですか。
      コメントありがとうございます。
      精進料理は体に優しいのでお勧めです。
      特に西教寺の菊御膳は貴重な菊のフルコースとあって、
      とても贅沢な気分を味わえますよ。
      なかでも菊寿司、一押しです。
      写真の見た目だけじゃなく、実際とても美味しいです(笑)
      全国各地の個性ある精進料理を巡る旅も面白そうですね。
      今後もできるだけ紹介していけたらと思っています。
      朝晩冷え込みが厳しくなりました。
      お体に気を付けてお過ごしください。
      mackeyさんのブログ、楽しみにしています。

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