懸念① 株価の低迷
株式投資から債券投資へのシフトが進む。
金利上昇に弱いとされるハイテク株は売り込まれる可能性がある。
ハイテク株を主体としたレバレッジETFのひとつ、
ナスダック100トリプル【TQQQ】について、
株価下落、長期低迷のリスクを考慮すべき。
ロングエントリーの場合、
想定利確幅に達するまでの時間が長期化する。
懸念② 金利コストの上昇
レバレッジETFをCFDで運用する投資手法、
例えばインヴァスト証券のトライオートETFの場合、
毎日課金される金利コストを無視できない。
金利上昇で金利コストが上昇するため、
利確幅到達までに金利コストで利益が相殺されるリスクがある。
長期保有が不利になることが明らかになり、
ロングポジションを中途決済する投資家が増えることが予想される。
これが株価のさらなる下落圧力を生む。
まとめ
金利上昇がもたらすのは、株価の低迷と金利コストの上昇。
現時点で、低金利の好条件のもと、
ナスダック100トリプル【TQQQ】は株価最高値更新を続けているが、
これが今後10年間維持される保証はない。
金利が相場に与える影響は甚大であるから、
投資手法を相場環境に適応させていく柔軟性が求められる。