【戦況報告】レバレッジ攻防戦 2022年12月2日終値

【戦況報告】

2022年8月28日(日)、物語の主人公エディ王子は、
米国株投資の基本方針「令和式目 ver.3.2」を制定した。

パフォーマンスの向上を図る目的で、
運用戦術におけるリバランスの算出基準を変更した。

レバレッジ攻防戦の戦況を、週次報告する。

エディ
米国株投資の基本方針「令和式目 ver.3.2」の解説は、下記リンクを御参照ください。

2022年8月28日投稿記事【パフォーマンス向上】米国株投資の基本方針【令和式目 ver.3.2】制定

ドルチェ
薔薇の艦隊の提督、エディ王子より、戦況報告をさせていただきます。

Ⅰ)薔薇の艦隊 ポートフォリオ

エディ
薔薇の艦隊のポートフォリオを示します。

Ⅱ)薔薇の艦隊 資産増加倍率

エディ
薔薇の艦隊の資産増加倍率を示します。

Ⅲ)百年戦争 レバレッジ攻防戦 勢力変遷図

エディ
勢力の変遷を示します。

Ⅳ)所感

ローズ
上記Ⅲ)の勢力変遷図を見ると、
レバレッジETF【SPXL】の回復が遅いわね。
エディ
これはいわゆる「逓減(ていげん)」によるものだ。

逓減はレバレッジETF特有の問題だ。

レバレッジETFの仕組み上、
株価の上下を繰り返すうちに「負の複利効果」という現象が発生する。
この現象を逓減と呼んでいる。

逓減の何が問題になるのかというと、
保有を続けていると、
レバレッジETFの価値が少しずつ下がっていってしまう。

【SPXL】の場合は、S&P500指数【SPX】を参照し、
日々の値動きの3倍のレバレッジを掛けているわけだが、
【SPX】を基準としたとき、株価の上下を繰り返すうちに、
【SPXL】は少しずつ下方に乖離していく。

時間が経てば経つほど、
下の方、下の方へ掛け離れていくので、
回復にそれだけ余計なハンデを負ってしまうというわけだ。

●逓減についての詳しい解説は、
ますまにさんの下記動画をご参照ください。

ますまにさんは題材として【SOXL】を取り上げていますが、
レバレッジETFの原理は【SOXL】も【SPXL】も同じです。


2021年7月2日(金)ますまに レバレッジETFの本当の魅力!

ローズ
そうなんだ・・逓減って厄介な存在なのね・・
エディ
だから、レバレッジETFを嫌う人も一定数いる。
じっちゃまこと広瀬隆雄さんもその一人だ。

同じレバレッジを掛けるなら、
じっちゃまは、レバレッジETFよりCFDがお好きなようだ。

●じっちゃまのレバレッジETFについての見解は、
下記動画をご参照ください。


2021年2月19日(金)楽天証券 広瀬隆雄氏によるCFD取引オンラインセミナー

ローズ
それでも、私たち薔薇の艦隊は、
CFDではなく、レバレッジETFなのね?
エディ
そうだ。
CFDはかつてGMOクリック証券で一度試してみたことがあるが、
私たちにはCFDよりレバレッジETFのほうが向いていると分かったからだ。

レバレッジETFには逓減という欠点がある一方、
追証がないという利点がある。

CFDの場合はその反対で、
追証があるという欠点がある一方、
逓減がない利点がある。

ただし、私の経験では、
逓減や追証の問題以外に、
CFDには「価格調整額」という定期的なコストがかかることが難点だと分かった。

つまり価格調整額の累積によって負担が増大していく。
だから長期投資にはあまり向かないと体感したのだ。

価格調整額は、
その時勢によって金額の規模が変動し、
次回いくらかかるのか予想することが困難だ。

つまり、計画的に戦略を立てることを難しくする要因となっている。

その意味では、
まだレバレッジETFの逓減の方が、逓減の規模を想定しやすい。

そしてさらに、
私がレバレッジETFに希望を見い出しているのは、
現金比率の「リバランス」によって、
逓減の問題を一定程度解決できると分かったからだ。

ローズ
それって、米国株投資の基本方針「令和式目 ver.3.2」で解説していることね。
エディ
その通り。
リバランスによって、逓減の不利を補完できる。

米国株投資の基本方針「令和式目 ver.3.2」で解説しているなかで、
シミュレーションの結果をあらためて掲載しよう。

バックテストを示したものだ。
リバランスを適用したのが、私たち薔薇の艦隊(紫色の線)に相当する。


【令和式目 ver.3.2】バックテスト

2022年8月28日投稿記事【パフォーマンス向上】米国株投資の基本方針【令和式目 ver.3.2】制定

ローズ
これなら安心して運用を続けていけそうね。

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