
天の至宝展 2023


ZTF彗星(C/2022 E3)を展示いたします。
ZTF彗星は、五万年ぶりに地球に接近、
軌道変化でもう二度と見られない希少価値の天体です。
ZTF彗星(C/2022 E3)

ZTF彗星を撮影するため、
和歌山県印南町(いなみちょう)へ遠征してまいりました。
そもそも「ZTF(ズィーティーエフ)」とは何かと言いますと、
天体観測施設の名称です。
「Zwicky Transient Facility」の頭文字を取ったもので、
米国カリフォルニア州のパロマー天文台にある施設です。
ZTFによって発見された彗星であることから、
「ZTF彗星」と名付けられました。
この彗星は、2022年3月2日に発見され、
2023年1月13日に太陽に最接近、2月2日に地球に最接近しました。
地球から約4200万kmまで近づいたZTF彗星は、
高速で夜空を移動していきました。
掲載の写真は、
時間を置いて撮影したものを並べたものとなります。
左の写真を撮影した5分後、右の写真を撮影しました。
写真を並べることで、「立体視」できるようにしました。
高速移動する彗星が夜空に浮かんでいるように見えますので、
是非お試しください。
備忘録として、撮影データを掲載します。
【撮影対象】ZTF彗星(C/2022 E3)
【撮影日】2023年2月1日(水)
①左写真は3:43
②右写真は3:48
【撮影地】和歌山県印南町
【撮影機材】
①カメラ Canon EOS 6D(冷却改造)
②レンズ Mamiya A 300mm F2.8 APO
③赤道儀 Vixen GPD
【気温】氷点下1℃
【撮影時の星空 星空ソフト「SUPER STAR Ⅳ」より】
和歌山 南部梅林散策

隣町のみなべ町を訪れ、咲き始めの南部梅林を散策しました。
●みなべ町南部梅林の詳細は、下記リンクをご参照ください。
京都 下鴨神社参拝

例年同様、遠征の帰途、京都の下鴨神社を参拝しました。
●下鴨神社の詳細は、下記リンクをご参照ください。

●休憩処「さるや」の詳細は、下記リンクを御参照ください。

執事ドルチェは会社を休んで撮りに行きました。
それは、彗星の軌道がわかっていて、
いつ地球に接近するか明らかになっていることから、
年休取得を事前申請できたわけです。
彗星の軌道計算のように、株の相場予測ができれば、
計画的に行動ができて良いのですが、
実際のところ、それは無理な相談というものです。
市場参加者の期待次第で、
上にも下にも変幻自在に変動するのが相場の世界です。
相場予測は困難であるからこそ、
上か下か、決めつけてしまうのは「自縄自縛」になるリスクがあります。
ゆえに、上にも下にも、
どちらに動いても続けられる投資が大切だと思っています。
今後とも御愛読の程、よろしくお願いいたします。

読者の皆様のおかげさまをもちまして、
今年もまた、わが王立美術館の展覧会、
「天の至宝展」を開催させていただく運びとなりました。