
天の至宝展 2025


アンタレスはさそり座の一等星であり、その赤く輝く姿から、
日本では「赤星」、中国では「大火」と呼ばれてきました。
「アンタレス付近」という名前にあるように、
この星域に天文学的な専門名はありませんが、
天文愛好家の間では、その彩り豊かな姿から、
通称「カラフルタウン」と呼ばれることもあります。
●カラフルタウンを構成する星雲や星団それぞれ個別の専門名は存在しますが、
この星域全体を包含する天文学的専門名は存在しない、という意味です。
さそり座アンタレス付近

さそり座アンタレス付近を撮影するため、
有給休暇を取得し、和歌山県へ遠征しました。
当日は冬雲が北から流れ込み、北極星が雲に遮られる状況でしたが、
根気よく待っていると夜明けの薄明開始直前に晴れ渡り、
空が明るくなる前に滑り込みセーフで撮影することができました。
備忘録として、撮影データを掲載します。
【撮影対象】さそり座アンタレス付近
【撮影日】2025年3月31日(月)
【撮影地】和歌山県印南町
【カメラ】Canon EOS 6D 冷却改造
【レンズ】Askar SQA55(F4.8開放)焦点距離264mm
【赤道儀】Vixen GPD
【気温】3℃
【撮影時の星空 星空ソフト「SUPER STAR Ⅳ」より】

いわゆる「ファーストライト(First Light)」と呼ばれるものです。
天体望遠鏡の販売店「シュミット」さんのブログを見て購入を決断しました。
購入したのは、天体望遠鏡ブランド「Askar」の
「SQA55」というアストログラフ(天体写真用に最適化設計されたレンズ)です。
●シュミットのブログは下記リンクを御参照ください。
シュミットブログ 2024年12月25日 天体写真をはじめるのに、Askar「SQA55」がオススメな理由
【Askar SQA55 新レンズを初使用(ファーストライト)】

星の写真の出来上がりの印象としては、
微細構造の表現が若干マイルドになっています。
その反面、
星雲の光り具合がふんわりとうまく表現できたように思います。
これからもこのレンズを大切に使用していきたいと思っています。
和歌山県最古の寺 道成寺(どうじょうじ)

和歌山県最古の寺にして、
安珍清姫(あんちんきよひめ)物語で知られる道成寺を参拝しました。
●道成寺の詳細は、下記のリンクを御参照ください。

2024年2月2日(金)和歌山県公式チャンネル
和歌山県PR番組【歴史・伝説の聖地 和歌山 安珍清姫編】
伊藤農園 カフェみかんの木

柑橘を満喫したいと思い、有田市の伊藤農園を初めて訪れました。
平日(月曜日)にもかかわらず、
直営カフェ開店待ちの客が駐車場に複数駐車していました。
カフェは11時から開店とのことで、
早く着いたのでリストに記入し、開店早々に着席しました。

有田みかんのパフェは冬季限定とのことでした。
今の季節は春柑橘ということで、
パフェに使用されているのは四種類でした。
①清見(きよみ)
②ブラッドオレンジ
③不知火(しらぬい)
④甘夏(あまなつ)
ところで甘夏って春柑橘?夏柑橘?
まあ細かいことは気にしない気にしない。
四種類を食べ比べながら、柑橘の世界を堪能しました。
●カフェみかんの木の詳細は、下記のリンクを御参照ください。

帰りがけに有田みかんのパフェを食べに行くぞ!
【直営ショップに美味しそうな柑橘が販売されている(手前は不知火、奥は清見)】

今回の記事はここまでとなります。
ご覧いただきありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

いつも御愛読ありがとうございます。
おかげさまをもちまして、今年もまた、わが王立美術館の展覧会、
「天の至宝展」を開催させていただく運びとなりました。