アドバンスト・マイクロ・デバイシズ【AMD】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→該当: 加点あり(1点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→非該当: 加点なし(0点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
インテル【INTC】の競合である。
コストパフォーマンスに優れたCPUを供給し、シェアを拡大させている。
直近五年の株価推移を見てみよう。
成長を期待して投資していたならば、莫大なキャピタルゲインを得たことになる。
しかし、ここに至るまで保有し続けることができる人は少数であろう。
なぜなら、S&P500指数を劣後する期間もまた長かったからだ。
特に、2014年後半から2016年前半までの株価低迷期を耐え忍ぶには、
相当な精神力が必要だ。
保有し続けるにあたっては、
財務の裏付けもまた精神的安定剤の役割を果たすものだが、
当時、売上高の減少に見舞われ、
フリーキャッシュフローも惨憺たる状況であったことを考えれば、
未来を信じることの難しさを痛感する。
さらに、無配銘柄であることも、
保有し続けるモチベーションを下げるに充分である。
今に至っても財務基盤が脆弱であることから、
私なら、この銘柄に投資することはしない。
あまりにもリスクが高すぎるからだ。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!