


ベクター・グループ【VGR】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】

Ⅱ)財務推移 直近五年

Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→該当: 加点あり(1点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)

たばこ事業と不動産事業を掛け持ちすることで、
事業継続のリスクヘッジを図っている。
そのバランス感覚に優れた経営姿勢を高く評価する。
たばこ事業は斜陽産業だが、不動産事業は手堅い。
今後の米国のインフレと親和性が高く、
不動産評価額の上昇に伴って、収益向上が期待される。
たばこ事業から撤退する場合でも、不動産専業へ事業転換すればよいわけだ。
また、たばこ事業のニッチな立ち位置を今後も堅持するならば、
それはそれで、高配当を享受し続けることが期待できる。
懸念事項は、フリーキャッシュフローに見合った配当総額になっていないこと。
「身の丈に合った株主還元」という意味では、
減配の可能性も考慮に入れておく必要があるだろう。
不動産専業への事業転換に賭けて、
たばこ事業の逆風下で下がりきった株価を、
エントリーの絶好の好機ととらえることもできる。
今後の展開が面白くなりそうだ。
期待している。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。

ベクター・グループ【VGR】の格付は【二つ星】となりました。

投資決定は自己責任でお願いいたします。

そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!