ティファニー【TIF】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】
Ⅱ)財務推移 直近五年
Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→該当: 加点あり(1点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)
そのカンパニーカラーは「ティファニーブルー」と呼ばれる美しい青緑色だ。
由来は、コマドリの卵の色。
創業者チャールズ・ルイス・ティファニーは、
特別な包装箱「ティファニーブルーボックス」を考案した。
また、ダイヤモンドに対する揺るぎない情熱の持ち主として知られ、
「The King of Diamonds」と称された。
1886年発表の「ティファニー セッティング ダイヤモンド エンゲージメント リング」
は、彼の偉大な業績のひとつだ。
情熱をもって道を究め、宝飾史に名を残した英雄といえるだろう。
宝飾品は、豊かさの象徴である。
宝石のきらめきが心に与える効能は数字では測れないものがある。
決して生活必需品ではないが、人は生活必需品だけでは満足しない。
それ以上の「何か」を求めて生きている。そのひとつの表れが宝飾品。
そういう意味で、宝飾関連銘柄を保有することは、相当な「通」なのかもしれない。
株価推移をみると、S&P500指数に劣後している。
しかし、財務推移をみると、配当は着実に増加させており、
株主還元を意識した経営をしていることがわかる。
懸念材料は、配当原資となるべきフリーキャッシュフロー。
心もとない印象だ。今後も増配を継続できるのか疑義がある。
ただし、富裕層の宝飾品への購買意欲は、
決して衰えることはないと考えられるため、
事業自体に不安はなく、無配転落の危険性は低いとみている。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。
投資決定は自己責任でお願いいたします。
そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!