ナスダック100トリプル【TQQQ】が二分割される
インヴァスト証券からのお知らせによると、
ナスダック100指数レバレッジ3倍ETF【TQQQ】、
通称「ナスダック100トリプル」が二分割されるという。
正式名は、「プロシェアーズ ウルトラプロQQQ」だが、
表現が色々とあって紛らわしいため、
世間的にはティッカーの【TQQQ】で広く認知されている。
簡単に言うと、分割によって、これまでの一株が二株になる。
これに伴い、一株当たりの価格は半分になる。
【トライオートETF】プロシェアーズ ウルトラプロQQQ(TQQQ)の分割
2021年12月24日平素は【トライオートETF】をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
プロシェアーズ ウルトラプロQQQ(TQQQ)はコーポレートアクションにより1:2の分割が発生いたします。
2022年1月13日(木)の取引開始より、分割後の価格でのお取引となります。
※1:2の分割(1口を2口に分割)がおこなわれた場合、
建玉数量は2倍となり、理論上、取引価格は2分の1となります。コーポレートアクションについてはこちら
本分割に伴う対応の詳細や注意事項につきましては、
追ってご連絡をさせていただきますので、今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。今後ともインヴァスト証券【トライオートETF】をよろしくお願いいたします。
今秋からサクソバンク証券での取り扱いが無くなったため、
【TQQQ】を日本国内で売買可能な証券会社は、
実質的にIG証券とインヴァスト証券だけだ。
インヴァスト証券といえば、
「トライオートETF」と呼ばれる自動売買システムで有名だが、
こと【TQQQ】に限っては、
新規の自動売買が今夏からできなくなり、
手動売買(マニュアル注文)だけ可能という状況だ。
(下記のお知らせを参照)
口座開設を検討する際は、この点に注意が必要だ。
また、ETFを現物で買うわけではなく、
ETFをCFDで運用する形態であることにも注意する必要がある。
CFDなので、ポジションを保有するだけで金利がかかってくる。
つまり、ただでさえレバレッジのかかったETFに、
さらに輪をかけてCFDでレバレッジをかける、特殊な運用形態だ。
それゆえ金利負担のコストが発生するのだ。
そのコストは日々の積み重ねでじわじわと効いてくる。
それも悪い方向に効いてくる。
時間の経過とともに資金が少しずつ削られていく。
「決して長期保有に耐えられるものではない」と私は実体験で感じた。
トライオートETFは、あくまでも短期決戦に向いている。
短期決戦で利益を追求したい人にとっては、とても魅力的だと思う。
向き不向きがあるのは事実なので、
自分の適性に応じた投資手法を極めるのが得策だ。
ちなみに私は、
インヴァスト証券の口座を保有しているだけで、
現在口座金額はゼロである。
今は米国株の売買を、すべてマネックス証券の口座で行なっている。
同じレバレッジETFでも、
S&P500指数のレバレッジ3倍ETF【SPXL】を運用している。
もし将来的に【TQQQ】を売買したいと思ったときはどうするか。
マネックス証券は【TQQQ】の取り扱いがないため、
インヴァスト証券の口座を再稼動させることになるだろう。