【底値考察】
今回は、中国株に焦点を当てる。
中国インターネット指数ブル2倍ETF【CWEB】の底値を考察する。
Ⅰ)底値迎撃のタイミング テクニカル指標「マリアRCI」
なお、その前日(12月20日)は「-271%」でしたので、
「売られ過ぎ」であり、底値買いの好機を迎えました。
果たして「大底」に達したかどうかは疑問です。
全力買いは禁物といえるでしょう。
どうしても買いたいなら「少しずつ」が賢明です。
Ⅱ)底値迎撃の投入金額 ドローダウンの規模
ペリドット少佐より報告します。
なお、前日(12月20日)のドローダウンは「0.42」でした。
率直に言って、ひどい有様だ・・
反転上昇の兆しはまだ見えそうにない・・
Ⅲ)所感
中国に対する風当たりが強まる中で、
今、中国株は買いなのかしら?
中国人はしたたかで賢い。
生き抜くためならなんでもする。
底知れぬバイタリティを持った恐ろしい国だと感じている。
ならば「今、中国株は買いか?」と問われれば、
私は「ノー」と答える。
「保守的に資産を増やしたい」と考える賢明な読者なら、
敢えてリスクを冒して中国株を選択する必要はないだろう。
中国株からの資金流出は、中国への政治的圧力の結果ともいえるわけで、
中共のスタンスが改善しない限り、
圧力が強まることはあっても、弱くなることは想像しにくい。
株価の下落トレンドも継続していくとみるのが自然ではないだろうか。
そもそもの話、
深刻な人権問題を起こしている国に投資するということ自体、
投資家の矜持として、倫理的に正しい行為といえるのか?
利益(儲けたい)の問題ではなく、倫理(あるべき姿)が問われている。
そういう意味で、今の中国には投資すべきではないと考えている。
一方で言えることは、
倫理性など度外視して、
こういうところで敢えて火の中に飛び込む勇気のある投資家が、
将来的に大きな利益をつかむ可能性があるのもまた事実だ。
悩ましいが、甘美な誘惑がそこにある。
誘惑を排除し、冷静な目で将来を展望してみると、
GAFAMが確立したデファクトスタンダードを中国が塗り替えるとは、
私には到底予想できない。
なぜなら、米国が許さないからだ。
それゆえに、中国インターネット指数の上昇が長期的に見込めるにせよ、
それでもなお、GAFAMの成長を超えることは難しい。
そう見ている。
マリア少将より報告します。