【戦況報告】 2020年5月29日終値

ドルチェ
薔薇の艦隊の戦況を御報告申し上げます。

戦況報告は基本週一回を予定しております。

Ⅰ)薔薇の艦隊 株価推移

ドルチェ
はじめに、薔薇の艦隊の「株価推移」を御報告申し上げます。

① 直近一ヶ月


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

② 直近一年


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

③ 直近五年


青:マイクロソフト【MSFT】 MICROSOFT CORP(主旗艦)
赤:ビザ【V】 VISA INC CLASS A(第一副旗艦)
緑:マスターカード【MA】 MASTERCARD INC A(第二副旗艦)
黄:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】 DISCOVER FINANCIAL SERVICES(護衛艦)

紫:ナスダック100【NDX】 NASDAQ 100 Stock Index
橙:米国株S&P500指数ETF【IVV】 iシェアーズ S&P500 ETF(神聖アケルナル帝国)

ローズ
直近一週間の動向です。

①日本 緊急事態宣言全面解除
2020年5月25日(月)
政府は25日夜、対策本部を開き、
東京など首都圏の1都3県と北海道を解除することを決め、
安倍総理大臣が解除宣言を行いました。

4月7日に出された宣言はおよそ一ヶ月半ぶりに全国で解除されました。
自粛緩和による新型コロナウイルスの第二波が懸念されます。

②香港 国家安全法導入
2020年5月28日(木)
中国の全人代(全国人民代表大会)は、最終日の28日、
香港で反政府的な動きを取り締まる「国家安全法」を導入することを決めました。

これを受け、29日、米国トランプ大統領は、
米国が香港に認めている優遇措置の廃止に向けた手続きに入ると発表しました。
香港への統制を強化する中国への対抗措置となります。

トランプ大統領は記者会見で
「香港にはもはや十分な自治はなく、私たちが提供してきた特別扱いに値しない。
中国は『一国二制度』を『一国一制度』に置き換えた」と中国を強く批判しました。

③米国 WHO脱退
2020年5月25日(月)
米国で、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が10万人を超えました。
世界全体の死者数のおよそ3割が米国に集中しています。

29日、トランプ大統領は、
世界保健機関(WHO)から脱退する意向を表明しました。
新型コロナウイルス感染拡大に対し、WHOは必要な対応をとらなかったとして、
かねてから「中国寄り」と批判していました。

米国のWHO脱退は、米中対立の激化を象徴する出来事と言えます。

エディ
あらためて、米国株ポートフォリオ「薔薇の艦隊」の運用について、
基本方針をおさらいしよう。

【基本方針】

①目的
薔薇の艦隊は「インカムゲインの最大化」を目的とする。

②アプローチ
薔薇の艦隊は「旗艦」と「護衛艦」から構成されるものとし、
インカムゲインの最大化を図るため、それぞれに異なるアプローチ機能をもたせる。

旗艦:成長軌道検証銘柄(増配ポテンシャルに着目したアプローチ)
護衛艦:複利効果検証銘柄(配当再投資に着目したアプローチ)

③旗艦
旗艦は下記三銘柄とする。

主旗艦:マイクロソフト【MSFT】
第一副旗艦:ビザ【V】
第二副旗艦:マスターカード【MA】

④護衛艦
護衛艦は下記一銘柄とする。

護衛艦:ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】

⑤配当再投資
旗艦と護衛艦から得られる配当金については、
これを全額、護衛艦へ再投資する。

⑥追加投入
毎月一回、追加投資資金を護衛艦の買付に投入する。

Ⅱ)薔薇の艦隊 評価額

ドルチェ
次に、薔薇の艦隊の「評価額」を御報告申し上げます。

Ⅲ)薔薇の艦隊 評価益

ドルチェ
続きまして、薔薇の艦隊の「評価益」を御報告申し上げます。

プラスなら「含み益」、マイナスなら「含み損」となります。

Ⅳ)旗艦 評価益

ドルチェ
さらに、旗艦三銘柄の「評価益」を御報告申し上げます。

① 主旗艦: マイクロソフト【MSFT】

② 第一副旗艦: ビザ【V】

③ 第二副旗艦: マスターカード【MA】

Ⅴ)護衛艦 評価益

ドルチェ
最後に、護衛艦の「評価益」を御報告申し上げます。

護衛艦: ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ【DFS】

Ⅵ)所感

エディ
薔薇の艦隊の編成は「現状維持」とする。

「空母建造プロジェクト」の進捗報告は、リーダーのマリア少将、よろしく頼む。

Ⅶ)空母建造プロジェクト

マリア
プロジェクトの進捗状況について報告します。

まず、殿下の訓示をおさらいします。

【エディ王子の訓示】

今後、第二のリーマンショックが到来したとき、
株価暴落の「底値」のタイミングを見極め、
その時点で、現物株から株価指数CFD(ナスダック100【NDX】)
に全面的に切り替えたいと思う。

これはとても重要な意味を持つ。
薔薇の艦隊の編成が、「戦艦」から「空母」へ変貌することを意味するからだ。

「空母」を称する理由は、
買いから参戦するロング、売りから参戦するショート、
強制決済を意識した、ハイリスク・ハイリターンの取引は、
さながら「空中戦」を連想させるからだ。

さらに、ナスダック100【NDX】は、
ナスダック上場の精鋭百銘柄で構成されている。
これはすなわち、空母の艦上に搭載された「百機の戦闘機」のようなものだ。

第二のリーマンショック到来後、我々は空母による戦いで勝ちに行く。

よって、市況の変化を常時観測する専門部隊の正式名称は、
「空母建造プロジェクトチーム」とする。

2020年2月16日(日)投稿記事
【戦況報告】 2020年2月14日終値 より引用

マリア
殿下の訓示にありますように、
市況の変化を常時観測し、株価暴落の「底値」のタイミングを見極めること。
これが、私たち「空母建造プロジェクトチーム」のミッションです。

2020年5月29日(金)終値現在の直近乖離率は、プラス39%です。

エディ
レッドライン(乖離率マイナス150%)に到達しない限り、
現物株から株価指数CFDへの全面切り替えは決断しない。

全面切り替えがあるにせよ、ないにせよ、事前の戦法考察が必要だ。

ペリドット少佐、底値考察、日々の報告に感謝する。
全体を通じて、これまでの所感を述べよ。

ペリドット
「指標は万能ではない」という前提に立つことが必要だと感じております。

指標を駆使して底値を狙っても、状況によっては外れる場合があります。

そこで、完璧を期して、より優れた指標探しに奔走するのか? 

そうではなく、
「指標は目安に過ぎない」と割り切って、別の手立てを考えるのか? 

発想の転換が必要だと感じております。

これを感じたきっかけは、【SO】の底値考察でした。
下記のリンクを御参照ください。

2020年5月30日(土)投稿記事 【空母建造プロジェクト】 底値考察【SO】Southern Company

エディ
上記投稿記事のなかで
「底値と判断して買い付けた後、さらに下落した場合に備える必要があります。」
と述べていたな。

不確実な未来を、正確に予想するのは所詮不可能だ。

狙った底値が予想通りに当たるほうが珍しいだろう。

例えば、底値と思って買ったものの、
予想に反して、さらに下落することもあるだろう。

あるいは反対に、底値と狙った水準までなかなか下落せず、
買うタイミングを逃してしまうこともあるだろう。

こういったリスクを想定し、別の手立てを考えておく。

そういうことだな。

ペリドット
はい、仰せの通りです。
マリア
殿下、申し上げます。

底値を当てることの難しさは、銘柄によっても異なりますが、
一方で、時期によっても異なります。

例えば、リーマンショックのときの株価下落の様子と、
コロナショックのときの株価下落の様子は、大いに異なります。

エディ
時期によっても異なるか。

おお、そうであった、前週、マリア少将に命じた案件、報告してほしい。

リーマンショック、クリスマスショック、コロナショックの比較の件だ。

マリア
はい、殿下。

まず、読者の皆様のために、殿下の御指示をおさらいします。

【エディ王子の指示】

マリア少将は、ナスダック100【NDX】について、
次回の戦況報告で、これから申す通りにチャートを示してほしい。

【対象期間】
①リーマンショック一番底
②リーマンショック二番底
③リーマンショック三番底
④クリスマスショック
⑤コロナショック

【ペリドットウェーブ】
従来のMA50-10%に加え、MA50-20%、MA50-30%を追加すること。

【MRCI】
従来通り

2020年5月23日(土)投稿記事
【戦況報告】 2020年5月22日終値 より引用

エディ
よし、では、時期によって異なる様子を見てみよう。
マリア
はい、それでは、過去に起きた暴落の様子を、チャートに示します。

①リーマンショック一番底

②リーマンショック二番底

③リーマンショック三番底

④クリスマスショック

⑤コロナショック


エディ
なるほど。

たしかに、時期によって、暴落のパターンが全然違うな。

ある時期に有効であっても、別の時期に有効とは限らない。
たとえ、同じ銘柄であったとしてもだ。

それくらい、指標というのは万能とは言い難い。

再現性が保証されているものではない。

本当に難しいものだな、底値を当てるというのは。

マリア
底値を当てる努力は必要ですが、
百発百中で当てられる指標はないと考えておいたほうが良さそうです。

底値を当てる努力が無意味と申しているのではありません。

強制決済のリスクを極小化するため、底値追求の努力は絶対に必要です。

だからといって、
そこに百発百中を期待するのは、期待しすぎ、ということです。

エディ
百発百中を期待するのは、期待しすぎか。

ではなおのこと、ペリドット少佐がさきほど申していたように、
「指標は目安に過ぎない」と割り切って、別の手立てを考える。

そういった発想の転換が必要だな。

(次週に続く)

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