嵐は去ったか?
株価は反転上昇を始めた。
このまま最高値更新まで突き進んで欲しいものだ。
恐怖指数を確認すると、
市場参加者の恐怖心のピークは過ぎたようだ。
落ち着きを取り戻しつつあるのがわかる。
ただし、平均値の「20」を上回っていることから、
まだ警戒感は残っているようだ。
したがって、嵐が過ぎ去ったと断じるには時期尚早だろう。
ここで恐怖指数の活用法について考えてみたい。
薔薇の艦隊のテクニカル指標「マリアRCI」と組み合わせることで、
売り買いのタイミングを、かなりの高確率で当てることができそうだ。
例えば、ピンクの丸で囲んだ部分に注目して欲しい。
市場参加者とて感情を持つ人間。
高揚感に浸るときもあれば、
恐怖におののき、狼狽売りするときもある。
感情を数値化した恐怖指数は、
売買のタイミングのヒントを与えてくれる。
春節突入
さて、隣国中国はいよいよ春節(旧正月)に突入した。
今週金曜日は北京冬季オリンピックの開会式だ。
オミクロン株の感染拡大を抑え込むため、
中国国内の都市封鎖が厳しく行われている。
国の面子を保つためにも、
中国政府はオリンピックを是が非でも成功させたい。
ロシアのウクライナ侵攻が開催期間中に実施されれば、
平和の祭典に泥を塗ることになるから、
良識で考えれば戦争は勃発しないだろう。
だが良識が通用しないのが中露である。
あまり考えたくないが、裏で手を握っていて、
ウクライナ情勢の隙を見て、台湾侵攻の機会を狙っているとしたら・・
本格的な「嵐」の到来があるとすれば、平和の祭典が終わった後だ。
ちょうど米国利上げのタイミングと重なることから、
私は株式市場の暴落の可能性も想定している。