


ゼネラル・エレクトリック【GE】を独自基準で銘柄格付します。
【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。
Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】

Ⅱ)財務推移 直近五年

Ⅲ)審査
①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース
→非該当: 加点なし(0点)
②【売上高】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加
→非該当: 加点なし(0点)
④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース
→非該当: 加点なし(0点)
⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持
→非該当: 加点なし(0点)

ニューヨークダウ平均の構成銘柄から除外された悲運の名門企業である。
ダウ創設当時からの構成銘柄であったが、
近年の業績悪化に伴う株価低迷を理由に、
遂に110年間の名誉ある地位を明け渡した。
「減配と株価下落」がダブルパンチで既存株主を襲い、大きな話題となった。
投資家として心得なければならないこと。
それは「リスク回避」の一点である。
インカムゲイン投資家であれば、「減配」による配当収入減少の回避を図ること。
キャピタルゲイン投資家であれば、「株価下落」による評価損の回避を図ること。
だが往々にして「減配と株価下落」はセットで発生する。
そこに、インカムゲイン、キャピタルゲインの区別は存在しない。
ゆえに投資家の皆が「リスク回避」に敏感であらねばならない。
では、私がゼネラル・エレクトリック【GE】の保有株主であったと仮定した場合、
いつの時点で売却を決断しなければならなかったか?
それは、FY2016通期決算が判明した段階だ。
フリーキャッシュフローがプラスからマイナスに転じたことを理由に、
私は売却していただろう。
実際、保有し続けていた株主は、その後、どうなったか見るがよい。
2018年9月に大幅減配した。(四半期配当 $0.12 → $0.01)
大幅減配を受け、株価も暴落した。
他山の石とすべき教訓。
「粘るが負け」である。
Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。


投資決定は自己責任でお願いいたします。

そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。
銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!