【銘柄格付】 ユナイテッド・テクノロジーズ【UTX】United Technologies Corporation 2019年10月25日終値

エディ
常にあるべき姿を追求し、変えるべきは変えていく。

そして、薔薇の艦隊は、必ず百年戦争(人生百年時代)に勝利する。

銘柄格付を通して、前途有望な米国株銘柄を探求しよう!

ドルチェ
今回は、航空システムに強みの機械機器メーカー、
ユナイテッド・テクノロジーズ【UTX】を独自基準で銘柄格付します。

【データソース】株価推移は Bloomberg、財務推移は Morningstar です。

Ⅰ)株価推移 直近五年 ※橙はS&P500指数ETF【IVV】

Ⅱ)財務推移 直近五年

Ⅲ)審査

①【株価推移】
直近五年でS&P500指数をアウトパフォーム
※最新終値ベース

→非該当: 加点なし(0点)

②【売上高】
直近五年で一貫して増加

→非該当: 加点なし(0点)

③【フリーキャッシュフロー】
直近五年で一貫して増加

→非該当: 加点なし(0点)

④【配当総額】
直近五年で一貫して有配かつ増配
※増配は一株ベースではなく総額ベース

→非該当: 加点なし(0点)

⑤【フリーキャッシュフロー / 売上高】
直近五年で一貫して20%以上を維持

→非該当: 加点なし(0点)

エディ
ユナイテッド・テクノロジーズ【UTX】の事業構成は以下の通りである。

①航空宇宙システム事業「Collins Aerospace」(売上高$16.6B)
②民間・軍用航空機エンジン事業「Pratt & Whitney」(売上高$19.4B)
③空調・セキュリティ事業「Carrier」(売上高$18.9B)
④エレベーター・エスカレーター事業「Otis」(売上高$12.9B)

事業再編を進めている同社は、
上記の③と④をスピンオフ(分社独立)させる計画である。

残る①と②の航空宇宙防衛事業に経営資源を集中させる戦略だ。

2019年6月9日、ミサイル開発で知られる軍事企業、
レイセオン【RTN】との経営統合計画を発表した。

2020年、ユナイテッド・テクノロジーズが、
レイセオンを買収する形で経営統合を果たす。

新社名は、「レイセオン・テクノロジーズ・コーポレーション
(Raytheon Technologies Corporation)」となる。

(新会社の株式の約57%を、
 ユナイテッド・テクノロジーズの株主が保有する見込み。)

この経営統合により、航空宇宙防衛産業の勢力図が大きく変化する。

売上高で、ロッキード・マーティン【LMT】を上回り、
世界首位のボーイング【BA】に次ぐ、世界二位の航空宇宙防衛企業が誕生する。

経営統合の相乗効果について。
レイセオンの広域ミサイルシステムに、
ユナイテッド・テクノロジーズの全地球測位システム(GPS)の専門技術を
連携させることにある。
イージス艦のミサイル迎撃精度の向上が期待できる。

レイセオンは、先の銘柄格付において、三つ星を獲得した企業だ。
(※下記のリンクをご参照ください。)

株価推移、財務推移、
ともにレイセオンに劣るユナイテッド・テクノロジーズが、
経営統合後、どのような「化学反応」を起こすか、注視していきたい。

2019年10月5日投稿記事 【銘柄格付】 レイセオン【RTN】Raytheon Company 2019年10月4日終値

Ⅳ)格付 ※最高評価は五つ星。最低評価は星なし。

ローズ
厳正なる審査の結果、ユナイテッド・テクノロジーズ【UTX】の格付は【星なし】となりました。
ドルチェ
個人の感想です。運用成果を保証するものではありません。

投資決定は自己責任でお願いいたします。

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